松野博一官房長官は7日の記者会見で、日本学術会議が推薦した会員候補6人を菅義偉前政権が任命しなかったことについて、岸田文雄内閣としても新たに任命する考えがないとの認識を示した。「任命権者である(当時の)菅首相が最終判断したことから、一連の手続きは終了したものと考えている」と述べた。

学術会議の梶田隆章会長が9月30日の会見で「新しい総理がどなたでも、6人が任命されるよう努力したい。機会があれば、ぜひ直接お会いして話したい」と述べていた。

岸田首相は自民党総裁選でも「手続きを撤回することは考えていない」としていた。

https://www.sankei.com/article/20211007-GHJKFNOCUVIUDOY4ZHRV3PMXOM/