JR西日本は27日、神戸線などの新快速の一部に設ける有料座席サービス「Aシート」を網干総合車両所(兵庫県太子町)で公開した。3月16日から運行する。


全席有料座席となる新快速「Aシート」の車内=27日午後、JR西日本網干総合車両所(撮影・大森 武)
 12両編成のうち9号車に整備した。定員46人。
利用者は乗車後に空席を選び、乗務員に降車駅を伝えて着席料金500円を支払い、乗車整理券を受け取る。

 木目調の客室で、全席にコンセントがあり、無料Wi−Fiサービスが利用できる。座席はリクライニング機能、収納式テーブル付き。
ゆったり座れるよう、前の座席との間隔は従来の新快速よりも6センチ広げた。出入り口付近には荷物スペースと車いす対応のトイレも備えた。

 神戸線では平日に新設する通勤特急「らくラクはりま」もデビューする。同社の清水誠一・運輸部担当部長は「二つの列車を組み合わせ、快適に座って移動したいというニーズに応えたい。利用実績を見てサービスの拡大も検討したい」と話す。

 Aシートのある新快速は神戸線の平日上りでは午前7時22分網干発と午後6時10分姫路発。駅ホームの電光掲示板で確認できる。(竹本拓也)

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201902/0012102481.shtml