中国で上映中の朝鮮戦争を描いた大ヒット映画「長津湖」を巡り、インターネット上で批判的な論評や投稿が
削除されたり、筆者が拘束されたりする事態が相次いでいる。米中対立が激化する中、米軍と戦った
中国人民志願軍を英雄として描く内容。中国では派兵判断が間違いだったとの声がくすぶるが、こうした歴史認識を
封じ込める思惑がありそうだ。

朝鮮戦争は、毛沢東主席(当時)の決定で参戦し、凄惨を極めた。中国語ニュースサイトによると、著名記者が7日、
戦場で凍死した場面に「無駄死にだった」との趣旨の批判をすると「英雄を侮辱した」として警察当局に拘束された。
別のネットユーザーも9日、朝鮮戦争への参戦を皮肉り拘束され、書き込みは削除された。(共同)
https://www.sankei.com/article/20211013-WHSPO525YFOGPD5XKL7QIJYFWA/