日本で最初にラーメン(中華麺)を食べたのは誰で、いつなのか。従来は江戸時代、水戸黄門として知られる徳川光圀とされてきたが、
最新の研究で1300年代の南北朝時代、後醍醐天皇の皇子とされる禅僧にまで遡ることが分かった。
中華麺のルーツとされる経帯麺の文言が禅僧の詩に見つかったためだ。国民食の歴史研究に一石を投じる新見解として注目される。

 新横浜ラーメン博物館などによると、中華麺の定義は小麦粉にかん水(アルカリ塩水溶液)を加え、しなやかさとコシを出して作った麺。
現在の形のラーメンは明治以降に広まったとされるが、徳川光圀が1697年に中国の儒学者に教わった麺を作り、
家臣にふるまったとする記録が残っていることなどから、光圀が日本で最初に“ラーメン”を食べたとされてきた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200923-OYT1T50193/