兵庫県を代表する城「姫路城」は、国宝かつ世界文化遺産でもある名城だ。
別名「白鷺城(はくろじょう)」との呼び名の通り、雄大なシルエットが美しい。
いくつもの隠れた見どころがあり、天守閣以外にも楽しみが多数。

姫路城が現在の姿となったのは、城主・本多忠政の時代(1617年)だと言われて
いる。その後も何代もの城主によって現在までその姿が守り抜かれた。そんな
歴史ある城を満喫するために、姫路城
管理事務所の担当者が「姫路城を訪れた際に見ておきたい5つのポイント」を
紹介する。

■【見どころ1】大天守最上階(6階)から見る景色は絶景! 書院造となっている大天守の最上階はぜひ訪れたい。
外観も大迫力だが、天守閣からみる景色もまた素晴らしい眺め。「江戸時代には殿様
しか上がることができなかった場所です。播磨平野を360度見渡すことが
できる絶景ポイントなんですよ」と担当者。文化財の保護と安全確保のため、
混雑時は登閣者数が制限される場合もある。

■【見どころ2】西の丸の「百間廊下」で城の歴史と構造を学ぶ 長局(ながつ
ぼね)とも呼ばれる百間廊下は、240メートル以上続く長い渡り廊下で、侍女
たちが住んでいた多数の部屋が並ぶ。
「建物内部の見どころのひとつである百間廊下(ひゃっけんろうか)は、現在に
残っていること自体珍しい重要文化財です。解説パネルなどがあり、姫路城の
歴史を学ぶことができますよ」 ただの
廊下ではなく、ぐるりと城を囲むように巡らされ、城を守る城壁の意味もある
のだとか。この廊下からは姫路城の全体像も眺めることができる。

■【見どころ3】語り継がれる伝説「姥が石」と「お菊井戸」 「姫路城には、
いくつもの伝説が語り継がれています。
中でも伝説の石臼と伝わる『姥が石(うばがいし)』や、“播州皿屋敷伝説”の
『お菊井戸』があるポイントはおすすめです」 姥が石は、羽柴秀吉がこの地に
城を建てようとしたときに石が思うように集まらず、石不足を案じた貧しい
老婆が商売道具の石臼を差し出したものと伝えられている。また、「播州皿
屋敷」といえば、「1枚〜2枚〜」と
お菊が皿を数える話は有名。伝説から意外な歴史が見えてくるかも!?

https://news.yahoo.co.jp/articles/4305690c428e8f8741e8487db34d371bda2c6992