横幅1.2m! LGの超ウルトラワイドディスプレイ「49WL95C」
https://av.watch.impress.co.jp/img/avw/docs/1202/746/lg00_s.jpg

地デジ放送が普及してから、我々の周りにある画面のほとんどは“アスペクト比16:9”となった。
ただ、今でも劇場公開される映画はアスペクト比2.35:1のシネマスコープタイプが主流だ。

人の顔には2つの目が横方向に並んでいることもあり、横方向の視界が広い。
そのため、映像も横に広い方が没入感が得やすいとされる。
ちなみに、人間の両眼視野角は水平方向約200度、垂直方向約120度といわれており、これをうけて最近ブームのVRゴーグルやヘッドマウントディスプレイ(HMD)も両眼視野角は横方向に長く設計されている。

この「没入感を高めよう」とする動きはPCディスプレイ製品にも波及し、2012年頃から各社が“横長アスペクト”の製品を投入するようになった。

最初に出てきた製品のアスペクト比は21:9。これは丁度シネマスコープのアスペクト比(2.35:1)とほぼ同値。
このためメーカーが「パーソナルに映画コンテンツを楽しむのにも適している」と訴求することもあった。

アスペクト比21:9のPCディスプレイは、一定の人気を得ながら現在まで様々な製品が投入されてきたが、昨年、突然変異的なモデルが市場に投入される。
それが“アスペクト比32:9”のPCディスプレイだ。

https://av.watch.impress.co.jp/img/avw/docs/1202/746/lg01_s.jpg

アメリカをはじめとした海外ではサムスン「C49HG90」(解像度は3,840×1,080ドット)などが人気を博したことで、それなりにマニア層には認知が進んでいるのだが、日本はと言うと、まだまだこれからといった感じでアスペクト比32:9のPCディスプレイの存在を知らない人は多い。

そんなわけで、今回の大画面☆マニアでは、日本でも最近やっと各社から出揃った感のある、超々横長PCディスプレイを取り上げることとしたい。

機種は、横長PCディスプレイの仕掛け人、LG「49WL95C」(店頭予想価格は17.5万円前後)だ。

https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/1202746.html