仕事の面白さや苦労を地域で活躍する人から学ぶ「未来授業」が、磐田市福田中島の福田中学校であった。
飲食店経営者やダンサー、システム開発担当者ら二十二人が講師を務め、一年生百四十二人が将来の進路や生き方の参考にしようと希望を膨らませた。

 同校の教育目標「志のある生徒」を育む総合学習の一環で、八日に開催。
生徒五〜十人が一つのグループをつくり、関心のある講師から話を聞いた。

 動物病院の人材育成に取り組む「人と動物のしあわせな暮らし研究所」の稲葉梨紗代表理事(39)=磐田市大当所=は、認定動物看護師について紹介。
診察やリハビリ、しつけ相談など業務は幅広いが「ペットが病気になったり、死んだ時に飼い主が前向きな気持ちになるように心掛けている」と述べた。

 大学受験の失敗談を織り交ぜながら「苦手なことにも挑戦しステップアップしてきた。
中学生は悩みも多いが、昨日より今日の自分は頑張っていると思えるような生活をしてほしい」と呼び掛けた。

 未来授業は、一般社団法人「未来学校」(浜松市中区)が小中学校を対象に実施。二〇一八年度は三十四校で予定している。

仕事のやりがい教えて 福田中で未来授業
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