京都・祇園の三つ星料理店で火災、現場は騒然

12日午後2時半ごろ、京都市東山区祇園町南側の日本料理店「千花」から出火、木造2階建ての店舗を
全焼した。店のホームページによると、1946年創業で、格付け本「ミシュランガイド」で9年連続三つ星を
獲得した。周辺は煙が立ち込め騒然となった。けが人はいなかった。

京都府警東山署によると、店の関係者は「バーナーを使い、清掃作業をしていた」と話しており、原因を調べる。
2階が激しく焼け、付近の住宅などに燃え移った。店は当時準備中で客はいなかった。店内の従業員は避難して
無事だった。

現場は、土産物屋や料亭の並ぶ繁華街の細い路地を入った一角。近くには南座や八坂神社がある。
周辺は一時、煙に包まれて焦げ臭いにおいが広がり、週末で訪れていた多くの観光客が不安そうに見つめた。

現場そばの呉服屋のアルバイト女性(19)は「火事だという声を聞いて外に出ると、煙が充満していた。
普段は観光客がたくさん通る場所なので驚いた」と話した。

〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30431640S8A510C1AC8Z00/