ハリーと金八先生。確かに似ている…

 新型コロナウイルスの感染拡大防止の「ステイホーム」が続いたため、自宅で映画鑑賞にひたった人も少なくない。テレワークの傍らで、映画やドラマをネット配信で鑑賞するビジネスマンも急増している。そんな中、名作のなかに意外な発見をするケースもある。

 このコロナ禍で、「ダーティハリーのファッションは金八先生とほとんど同じ」というツイートが拡散された。

 確かに2人のジャケットやベストの色というコーディネートは似ている。1971年からスタートした「ダーティハリー」と、8年後の79年から放送された「3年B組金八先生」。時系列でみると、金八先生がハリー・キャラハンを踏襲した可能性がある。

 番組制作会社のスタッフは「武田鉄矢さんは、衣装やセリフにも意見を述べるタイプですから、武田さんの好みが反映されていると思われます。もともと武田さんはアクション映画が好きですし」と語る。

 第4シリーズで高畑優を演じた俳優の久我未来(40)は「大いにあり得ますね。僕も気がついたのですが、ダーティハリーとの共通項は多く見受けられます。良識を守るために、常識から逸脱するところ。時代に警鐘を鳴らす、泥臭いヒーロー、武田さんそのものですよね」と語った。

 また、オマージュを大切にする武田の現れとしての要因もあるようだ。

 「金八先生初期の長髪は坂本龍馬を敬愛してのこと。さらにはジャッキー・チェンへのリスペクトを隠さない刑事物語。“敬愛”が彼のスタンスなら、坂本金八という人物は、44マグナムを使わない日本のダーティハリーなのかもしれません。もっとも武田さんの場合、そのせりふが44マグナムに匹敵するのですが」(久我)

 名作を見比べると新たな発見が出てくるかもしれない。

6/5(金) 16:56配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b43a8826d8a67258038bd937eb14d0630055d02b
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