0001ひかり ★
2019/11/07(木) 11:13:03.20ID:12nKyLEL9パの方がセより強い。これは動かしがたい事実だが、その原因は原監督の言うように本当にDH制にあるのか。セ・リーグの現役選手に意見を聞いてみた。まずはプレミア12の侍ジャパンで4番を任されている鈴木誠也(広島)だ。
「うーん、それって(セ・リーグが)負けているからって意見ですよね。だとしたら、セにはセのよさがあると僕は思っているし、負けている理由はそこではないと思います。これはソフトバンクを見ていて感じるんですけど
(強い理由は)育成力でしょ。DHにしたから、そこが埋まるとは思えない」
導入ありきではなく、なぜパが強いのかということにもっとしっかり向き合え。それが侍の4番の考えだった。続いては代表のエース格である今永昇太(DeNA)。
「難しい議論ではありますね。強い、弱いも少しは(DH制と)関係あるのかとは思いますし。投手として言わせてもらえれば楽ではあります。バントや走塁の練習をしなくて、投手の練習を増やせますから。ただ、
僕個人の考えとしてはセパそれぞれいいところがあっていいと思うし、差別化をはかるというか違いがあっていいんじゃないかと」
誠実な今永らしく、投手としての考えと野球人としての考えをしっかりと分けてまとめてくれた。
最後がセ・リーグ最優秀防御率に輝いた大野雄大(中日)だ。
「採用する理由によりますよね。それが負けているからということなら、敗因はもっと他のところにあると思っているので。
でも、選手としての立場なら大賛成です。何よりも投げることに集中できる。打撃を練習でやるのは気分転換になったり、楽しさもあるんですが、試合の中では周囲の皆さんが思っているより負担になるんです。
(打撃は得意ではないが)打てるかどうかより、準備に対してですね。僕は交流戦での成績もいいと思っているし、好きなんですが、そこも関係しているのかなという自己分析です」
3人に共通しているのはパが強いのは認めるが、制度の違いで負けているわけではないという点だ。それはアスリートの性ともいえるし、戦っている当事者の実感、さらには安易な採用への警鐘とも受け止められる。
国際大会ではDH制が大前提。その一方でセパの違いがあるからファンの議論を呼び、楽しめる。思慮深い原監督のことだから、単なる個人の思いつきを口にしたのではなく「巨人軍の姿勢」を巧みに発信した
可能性がある。しかし、ここから流れが一気に加速するとしたらいかがなものか。あくまでもきっかけとして、議論を活発に、慎重に深めた上での結論(採用)なら現役選手やファンも納得できるのではないだろうか。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191107-00841363-number-base&p=2
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191107-00841363-number-base&p=3