アニメ監督だけど質問ある? 4カット目
アニメが日本の輸出産業として無視できないレベルになってきていますが、規模が大きくなると国に目をつけられて労働規制や天下り汚職等のターゲットになりやすいと思われます
大体国が割って入ってくるとロクなことにならないことが多いですが、アニメ業界の場合は現状からどのような変化が考えられるでしょうか? 「アニメが日本の輸出産業として無視できないレベルになってきていますが」
229の方の質問に付随するのですが、自分も伺いたい事があります。
先日アニメ漫画ゲームの輸出産業が、数兆円を超え
日本政府としてももはや無視できるレベルでは、無くなっている。
岸田総理自身も、クリエイターに還元する仕組みを考えるべきかもしれない。
と発言した。
このようなニュースがありましたが
今後クリエイターの給与って上がるのでしょうか?
見ている限りですが、アニメーターも演出家も監督も、裕福とはいかないものの
少なくとも平均前後程度の、金額を頂いているような印象があります。
上がるに越した事はないですが、現実的に考えると
現状に数%の上乗せが関の山なのかな?、という気がします。
過去の悲惨な給与体系を考えれば、給与面は大きく改善され
結婚や子育てに、万全とは言わずとも、一般職と同程度で普通に暮らせる今の給与。
個人的現状の給与体系は、完璧とまで言わずとも、それなりに健全な形に見えのですが
今後給与が上がる可能性ってあるのでしょうか? 「魔導具師ダリヤはうつむかない」の件ですが
下請けに出した仕事が元請けの把握しないまま孫請けに出されて
しかもそれが北朝鮮の会社というのは珍しい話なんでしょうか 前は数日に1回程度答えてくれてたはずだけど最近ガクッと回答頻度落ちてて、今新作放送中 or 制作が佳境とかなんかな >>236
とても難しいご質問なので良い回答が出来るか判らないが…
たつき監督が非常に上手だったのは、
視聴者の視点と登場人物の視点、そしてスタッフの視点の使い分けというか、だれにどう感じさせるかのコントロールだと思うんだよね
たとえば序盤に物語を牽引する謎である「かばんの正体」だけど
視聴者からすれば、「人間」であることは明らかのように感じる。
それに応えるかのように、物語のほうも、たとえば紙飛行機を作れたり、火を使って調理したりなど、人間である証拠を提供していく。
でもあの作品はそれで終わらず、実は人間じゃなくて、ヒトのフレンズだった…ともう一回捻ってくるし、
そこがクライマックスのバトルシーンに繋がっていく。
背景には込み入った世界観設定があったりするわけだけど、
それを一度に語ってしまわず、ステップを踏みながら視聴者に見せていく。
それぞれの段階で視聴者には「情報を制限された」とは思わせず、むしろ予想が当たっている快感を与え、期待に応えながらも、
興味を引くような新要素も適時開示していく。
そういうコントロールが本当に上手だったと思う。
それが出来るのは、登場人物にとってのレイヤーでも、視聴者にとってのレイヤーでも、
それぞれがどのタイミングでどんな情報を持っているかや、どんな印象で作品を見ているか、
客観的に分析しながらシナリオが書けてるからだと思うんだよね。
その卓越したバランス感覚がストリーテラーとして稀代の才能なんじゃないかと俺は思った。
技術的なところ、映像的なところで言えば、
正直それほど優れた部分はないし、バトルシーンなんかは明らかにセンス不足が露呈してしまっていたので、
もっと映像的な部分は他人に任せて、シナリオライターとして活躍してほしいというのが俺の本音。
本人は映像まで自分でやりたいんだろうけどね。 >>243
デザインとかは特に違和感ないけどね。
安直な分析ではあるけど、Vtuber文化みたいなのが一巡りして、
そこでああいうアニメっぽいデザインのCGキャラが、生っぽくフルコマで動くっていう映像が
一般に受け入れられてきたってのはあるんだろうなとは思った。
>>244
申し訳ない、俺は見たこと無い… >>245
>このレベルのスケジュールも昨今よくあるものですか?
よくある。
水島監督も、自虐ってほどではなく、
別段隠すことでも無いから『頑張ってるよ~みんな見てね~』的な気持ちでポストしてるだけじゃないのかな。
>>247
水島監督に関しては一緒にお仕事したことがあるけど、
むしろめちゃくちゃ好印象でプロフェッショナルな人だという印象だったけどね。
かなり厳しくレイアウトまで監督チェックしてたし。
引っ張ってる印象があるとすれば、
弱小スタジオで仕事をすることが多いから、正直スタジオ側の戦力不足やマネジメントミスで
スケジュールが倒れてるってことが大きいんじゃないかなぁ…
実際、大手で作ってる作品は、短期間で予定通りびしっと作れてる印象なので。
今回がどうかはわからないけど、EMTさんは正直体力のあるスタジオじゃないからね…。
>>248
コンテ上がったあとスタジオが放置してたんでしょ。
EMTさんっていつもそんな感じなんじゃない。
俺の経験でも、最初に営業来た後、1年くらい放置されたあともう一度連絡が来て、
聞いたら別作品があったから現場止まってましたなんてことがあった。
1ラインしか無いからなのかね。結局俺は仕事したことないからわかんないけど。 >>246,251
寝耳に水という話ではあるが、無い話ではない。
あらためて海外発注の流れを整理すると、
・日本のアニメ会社
↓
・動仕会社(窓口仲介企業)
↓
・中国下請け会社
↓
・実際の作業者
へと発注が流れていくんだが、
日本の元請けアニメ会社は、どこの窓口動仕会社に発注したかまではわかるけど、
そこから先の工程で、窓口会社が実際にどんな中国の下請けに発注したかや、
その先でどこのどんな作業者に素材が渡ったかまでは判らないわけ。
しかも、動仕会社や、中国の下請けスタジオは、膨大な枚数の作業量を捌くために、
それぞれ同業者同士で横の繋がりというか、ネットワークがあって、
その日その日の閑暇状況次第で、仕事を融通し合うのが当たり前なんだよね。
なので、たとえば『窓口会社A』と『窓口会社B』に分散発注したつもりが、
どちらもその先で結局同じ中国の会社に発注してたなんてこともあるし、
逆に『窓口会社A』にまとめて発注したものが、カット単位でバラバラに分割されて、複数の会社に下請け発注されてたりすることもある。
そういう状況なので、最終的にいったいどこのどいつがそのカットを描いたのか、
正直日本側ではまったく把握してないことがほとんどなのよ。
で、数年前までは、
そうはいっても現物の紙に描いた原画や動画を飛行機でやりとりしていたので、
北朝鮮なんかに素材を送るってのは物理的に不可能だったわけだよね。
ところが、コロナ禍以降、データだけのやりとりに置き換わったので、
最悪インターネット環境があれば素材をやりとり出来るようになってしまったわけ。
だから全くあり得ない話ではなくなったというのはその通り。
…とはいえ、私見なんだが
実際問題、今の北朝鮮で作業環境を整えること自体が至難の業だと思う。
仮にネット環境がなんとか用意できたとしても、
今みたいに思想統制の厳しい北朝鮮において、外国製コンテンツのデータが流入してくるのを政府が喜ぶとは思えない。
海外ドラマのデータを持ってるだけで場合によっては死刑もあるって国が、
西側製コンテンツの下請けをするってのはちょっと現実的じゃないのでは?
あり得るとしたら、中国に出稼ぎに出ている北朝鮮系の人達が、あくまで中国国内で作業する程度だと思うが…。
なので、今回流出したデータ類は、
下請け受注していた証拠などではなく、あくまで北朝鮮の情報機関が、
外国文化の研究用に収集していた資料…ってところが真相なんじゃないだろうか。
ちなみに今ほど思想統制の厳しくなかった80~90年代は、実際に北朝鮮が下請け作業していた時代はあった。
実際に北朝鮮グロス回があった作品で言うと、銀河英雄伝説が有名だと思う。 >>249
仰るとおり、現場のことを判らない行政に規制させるとむしろ状況を悪化させるという懸念がある
再三俺が言ってるNAFCA提言への最大の懸念点はそこにある
ただし輸出産業として盛り上がっていて、お金の匂いがしているのは、
あくまでメーカー側の話であって、現場側ではないから、
現場側に天下りが来たり、直接国の管理下に入るってことはまだ無いと思う
とはいえ経営層とかは、いかに国から補助金や融資を引きさせるかなどの戦いがすでに始まってる
チェンソーマンもクールジャパン機構の短期融資で作られたみたいな話が話題になってたけど
これも言っちゃえば電通様の政治力ってことになるわけで、公平公正な競争ではなくなってきている。
そういう戦いはもうとっくに始まってる。
>>250
仰るとおりで、俺も現場レベルでは、現状すでにクリエイター有利な売り手市場だと感じている。
『ものすごいヒットを叩きだしてもそんなに還元されてない』というのはその通りなのだが、
逆に言えば『大コケしても痛くもかゆくも無い』という、リスクを負わない契約になってるからこその話で、
リスクとリターンのバランスの話だと思う。
現場スタッフ側が、『携わった作品がヒットしなかったらギャラ無し』なんて契約を望むわけもないので。
給与が上がる可能性というお話だけど、
『現に上がってる』というお答えになる。ここに国が来てブーストするかっていうと正直その必要は無いと思う。
というかむしろ、実際に政治力を持っている製作会社や広告代理店などからすれば、
制作費がどんどん高騰している状況のほうが鬱陶しく感じているはずで、
さらに制作費がつり上がるような制度改革を良しとするはずはないと思う。
なので、あくまで市場原理に基づくゆるやかな賃金上昇が目先は続くんじゃないかと予想。 >>252-257
すまん、純粋に忙しくてここを見る時間が取れてなかった
時間がかかっても全レスするつもりではあるので気長に待って貰えると。
北朝鮮の話とか、時事ネタはちょっと時が経っちゃうと古くなっちゃうから、なるべく早く答えられるといいんだけどね。 >>259
VtuberっぽいCGですか、なるほど
>>261
視聴者目線だとEDクレジット見ても窓口会社(グレーン、グラムなど)の名前しか出てなくて
実際の作業者は全く分からないですがスタッフ目線でもそうなんですね
可能性としてはあり得るという事はよく分かりました
北朝鮮に今もアニメ制作会社があるという話もありますが
1監督の私見では日本文化に触れるのを北朝鮮政府が危惧してるから
実際は研究用に収集していた資料では?という・・・なるほど 北朝鮮の話で補足するとEKACHI EPILKAの代表がレイアウト用紙を勝手に使われただけで
自分達がやってる作品ではないという話を質問後にしてました つむぎの囲い込みの件を見てると、京都やゴハンも似てるような気がするのですが、前者と後者の会社で明確な違いなどあったりするのでしょうか? 最近、アニメを見てると魔法はいっぱい出てくるけど、銃は少ないなと感じます。なにか理由はあるのでしょうか? >>260
248です。ご回答ありがとうございます。
以前に「ヤバそうな案件でも受ける脚本家が世間で実態以上に悪く言われている」話がありましたが、
水島監督もスタジオの大小に頓着しない影響で、自分の能力云々とは遠い理由で遅れてるのかもしれないですね。。 >>265
まあそういうこともあるだろうね
普通の神経してたらロゴくらい消すとは思うんだが
実際A-1のレイアウト用紙やタイムシートを流用してる関係無い会社とか、日本にもぜんぜんあるし…。
>>266
いや、まさに仰るとおりで、似たようなもんだと思うよ。
だからまあ良いアニメを作る一つの方法論として、
『地方にスタッフを監禁して東京の他社に取られないようにする』というのは、ある意味で正しい部分はあるんだと思う。
てか、PA富山、fox伊豆、バンナムいわき、IG新潟といった地方作画室は
全部その囲い込みの発想で作られてるわけだしね。
ただ会社側としてメリットが大きいというのは、スタッフ個人側、特に若い人達にとっては大きく不利になるわけで。
賃金も労働条件も会社に言いなりになるしかない(特に寮とかに住んじゃうと奴隷生活が確定する)し、
その会社でしか通用しない特殊なワークフローを仕込まれちゃうし、
世間を知ってる東京の同業者とは交流を持ちづらくなるので、現状の給料などが相場に見合ってるのか知ることすら出来なくなる。
そうすることで会社としては安く若い才能をこき使えるから、良いアニメが作りやすくなるってのは確かにそうなのかもしれんけど、
俺としては嫌悪感が大きいな。
結局、言い換えるなら『情弱・世間知らずから搾取してウマウマ』ってことでしかないので。
京アニなんかはそれで結果出しちゃってるからある意味始末が悪いよね。
ただ、搾取されてることに気付いた人達から抜けていってるわけだけども…。 だからまあ余計なお世話かもしれないけど
もし業界への就職を考えてる新人さんにアドバイスするなら、地方スタジオはやめておけと言うだろうな。
最低限東京にさえ出てきておけば、最初のスタジオで上手くいかなかったり、
上司や同僚と合わなかったりしても、
無限に移籍先があってやり直しが利く。
地方スタジオだと、賃金交渉なんか当然出来ないし、そのスタジオの言いなりになるしかないのは当たり前で、
狭い人間関係のなかで、スタジオ長みたいな人から嫌われたら廃業するしかなくなるわけで…。
もちろん地方スタジオでも、うまくその環境に適応できて、そこでのし上がれるってならぜんぜん問題無いわけだし、
個人のスキルアップはどこでだって出来ると思うので、絶対にダメとまでは言わないけどね。
むしろ東京だと『美味しい話』がいろいろ転がってて浮気してしまうので、
あまりそういう俗世の誘惑に影響されず、
限られた人間関係のなかで黙々と仕事をしたいってなら地方という選択肢も無しじゃないとは思うが、
生涯賃金は大きく変わってくるのを覚悟しておかないといけない。
逆に会社側からすると、
いま東京だと、ちょっと他社より条件が悪いとすぐに人材が流出するので、
経営者としてはしんどい時代なんだよね。
育成コストをかけてなんとか一人前になった若手がポンポン他社に引き抜かれていく。
なので、今後は、会社側は地方に行きたい…だけど若手は東京で働きたい…という綱引きになっていくと思う。 >>269-270
京アニとかPAは新人から社員待遇(PAは最近だけど)というメリットはあるのかなと思ったんですが
逆に言えば社員待遇がない地方スタジオはデメリットしかないという事なんでしょうか?
あと、社員待遇の所でも作監やれるくらいのキャリアを積めば東京で活躍する方が
収入も上がるので残るのはあまりメリットはないと、ざっくり言えばそうなるんでしょうか MVやPVCMアニメのクオリティーについて伺いたいです。
最近とあるCMアニメを、見たのですが
あまりにも質が低く、視聴中に「嘘でしょ?」と声がもれました。
(誹謗中傷に該当する可能性があるので、何のCMか製作者は誰か等、詳細は伏せます)
個人的に、CMやMVアニメって
質が高く、少人数で自主製作的に回している印象だったので
非常に驚きました。
ああいったMVCM関連って、実際のところ
どの程度の下限まで、許されるのでしょうか?
そして、なぜ質の低い発注先に仕事が来るのでしょうか。
自分が見たCMは本当にひどく
いくら、需要過多で受注先がないとしても
ここに発注すると、企業のマイナスイメージにつながりかねない。
そんな、クオリティーのCMでした。 >>267
単純に異世界ファンタジー物が多いってだけじゃないかな。
相対的に刑事・マフィアものみたいな、銃が出てきやすい題材の人気が下がってるので。
それが何故なのかと聞かれたら俺にも明確な理由はわからん。
時代の流れ、流行廃りの一種だと思う。
>>271
そのとおり。
何度も繰り返し言っているが、優秀な人材ほど損をするシステムが社員制度なのよ。
労働者側からの最適を考えると、
一人では食えない最初の数年だけ社員として月給で働きながら育ててもらい、
育ったところで独立するというのが一番理想ということになってしまう。
東京のスタジオで新人を社員待遇で雇おうとした会社はみなこの現象に苦しめられていて、
育った人(外でも通用するようになった人)から辞めていくという状況にある。
そこで、簡単に転職活動ができず、横の繋がりを得にくい地方に監禁することで、
少しでも逃亡を防ごうというコンセプトが地方スタジオってわけだね。
会社としては正しい判断だが、労働者側としては最初の数年を過ぎればあとはひたすら損をするシステムということになる。 >>271
補足しておくと、
これも繰り返しこのスレでお伝えしてることと内容が被ってしまうんだが
アニメーターや演出家などのクリエイターは、
個人のスキルやセンスが求められる度合いが一般の仕事よりも高くて、
芸能人とかスポーツ選手に近い働き方をしているのよ。
なので、芸能人のギャラやスポーツ選手の年俸のように、
その年の働きに応じて随時昇給・降給できるのであれば不満は出ないかもしれないが、
日本の法律では一度上げた給料を下げるのはかなり難しいし、
また一時的にでも役員を超える給与を支給するといったことは出来ないルールになっている会社が多いので、
どれほど貢献したスタッフにも、社員である以上、普通の月給しか提示出来ないのよ。
売れてない芸人や、育成待遇のスポーツ選手であれば、
社員扱いになって月給制で働けるならそのほうが安定してお得かもしれないが、
その後どんだけ売れて木村拓哉や大谷翔平レベルで成功しても、
月給40万で、会社命令で働けって言われたら嫌でしょ。
アニメーターも、金額は小さいとはいえ同じことが起きる職業。
しかも、金銭的デメリットを我慢して会社に尽くしたところで、
アニメ会社なんか20年後、30年後にどうなってるかわからないわけで、
働き盛りを過ぎたタイミングで、在籍してた会社が倒産したら何にもならない。
それでも会社に社員として尽くした方がいいですよとはなかなか現実的に言えないと思う。 >>272
何のCMを見たのかわからないので一般論になるが…
たとえば、TVアニメ本編や、劇場アニメなどは、
予算を出す側もアニメビジネスのプロだし、それぞれ相場感を把握した上で予算を決めているわけだが、
CMのクライアントって、言っちゃえばただの素人に過ぎないので、
どれくらいの予算を掛ければいいのかや、どんな会社に頼めば良いのかもわかってなかったりする。
なので、ちゃんとした制作会社に、適正な価格で依頼できていればいいんだが、
もともと非常に安い金額しか無い中で無理矢理作らせた超低予算アニメや、
業界ゴロとしか言えないような怪しいコンサルに引っかかってぼったくられるという話もたまに聞く。
あと、アニメといっても、
一般的な商業アニメと違って、低予算案件狙いのフラッシュアニメなどいろいろなスタイルがあるので、
最初からクライアントが望んでいたスタイルなのかもしれない。
その辺は一概には言えないんじゃないだろうか。 >>259
>>244です
ご覧になられてないとは失礼しました…
ところで機動武闘伝Gガンダムって
なんか新たな動きあるんですかね…? >>274
一連のお話を見てると、株式会社アニメ村という括りから、社員で囲い込むゲーム会社ぽい組織づくりに移行してるところが増えてきてるのかなと感じました >>274
>しかも、金銭的デメリットを我慢して会社に尽くしたところで、
>アニメ会社なんか20年後、30年後にどうなってるかわからない
これは確かにそうですね
潰れる可能性が低い有力IP保有の大手制作会社なら尽くす意味もあるかもですが アニメ監督だけど質問ある? 4カット目
https://トーク.jp/boards/news4viptasu/1696505294 個人的に五十嵐卓哉監督の作るオリジナル作品が、すごく好きなのですが
五十嵐さんは、業界内でどの様に思われているのでしょうか? >>276
Gガンダムに何か新しい動きがあるという話は俺は聞いて無いけど
仮に聞いてたとしても、ここはリークスレじゃないので公式発表以上の情報は当然言えない
そこはご容赦いただきたい
>>277
京アニ、GoHands、つむぎあたりのやり方はそうだね。
ただやっぱり、社員化囲い込みをしたければ、地方に軟禁するのが必須という状況は当面変わらない
クリエイターの絶対数は東京のほうが圧倒的に多いわけで、それが一斉に地方に散るなんてこともないだろうから
ひょっとすると今後、
東京アニメ村VS地方囲い込みスタジオの戦いが始まっていくのかもしれない >>278
仰るとおりなんだが、
大手は大手で、そういう会社に尽くして老後安泰というスタンスの
椅子にしがみついてるジジィが既に上にゴマンと居るのが厄介なんだよな
ほんとそういう大手って、普通の制作会社と違って
制作室の平均年齢が一気に20歳くらいは上がるイメージで、ぜんぜん雰囲気違うのよ
結局おいしい思いが出来るのはそういうジジイが全員退社した後って話になるからね。
あと、トムスとかタツノコとか見てりゃわかるけど
ある程度IP持ってるところは現場から手を引いて下請けに丸投げしたがるので
制作会社としてどうなのかと思ってしまう >>284
なるほど、東映とかシンエイにめちゃめちゃベテランの進行さんが居るという話も聞いた事あります。
>ある程度IP持ってるところは現場から手を引いて下請けに丸投げしたがる
どんなに頑張っても(節約的な意味で)一定の利益しか出ない元請けより製作側に回る方が当たった時に利益が出る(外せば赤字だけど)ので
大手制作会社が衣付きの方にシフトするのは仕方ない側面もあると思うんですが、1監督はどう思われますか? SNSでよく全体的な賃金の底上げを訴える意見を見かけます。上がるに越したことないはないし、そういった運動を否定する気は一切ないのですが、同時に疑問も湧きました。
下記2点が質問です。
・報酬の底上げを実施するには、製作側の協力は必須だと思う。しかし、現実問題として今以上に報酬を出す余裕はあるのか(昨今の話数あたりの参加人数増加も踏まえて)。
・アニメ制作自体が実は、ある種の搾取(超実力主義による賃金格差)でしか成り立たないのではないか。 現代アニメにおける、私小説ってどの程度重要なのでしょうか?
youtubeでエヴァの解説を見ていると、
岡田さんをはじめとして多くの方が、「庵野秀明の人生や年齢を考えると~」
と、エヴァではなく、庵野さんの人生語りをする様が散見されます。
もちろんこれも、一つの論評だし
いろいろな方の動画やnoteを拝見しましたが
頷く事ができる、瞬間も多々ありました。
ただ、いくら何でも、ヱヴァを語りたい人の話に、庵野さんの人生語りが多すぎるというか
「庵野さんは私小説や自分の人生を、作品に込めてるから偉い」
という、論調に違和感を覚えます。
ものすごく失礼な言い分かもしれませんが
庵野監督が特撮を愛している、ウルトラマンのファンである
シンエヴァ公開当時、SNSでよく見た「庵野さん、鬱治ってよかったね」という感想
いや、それはどうでも良いのでは?
その話って、ヱヴァを楽しむうえで必要なんだっけ?
庵野さん鬱治って良かったねに関しては、映画の感想なのか?
と、エヴァファンとしてはノイジーマイノリティーである事は、自覚しているのですが
どうしても、違和感を覚えてしまいます。
アニメ監督に質問をぶつけるスレなので、エヴァという議題を中心にしましたが
ヱヴァにかかわらず、コアな洋画等の論評でも同じように
「〇〇監督の気持ちを考えると」といった、監督の人生や経験を軸に議論が展開する様を、見かけます。
ツイッターで長文自分語りが、気軽にできる世の中において
私小説的な要素って、どの程度重要なのでしょうか? ここ数年でアニメが人気になった理由って何でしょうか?
先日ハイキューの映画が100億突破しましたよね。
非常にめでたい事だと、思いますが
100億突破という成績を、出せるアニメ映画って
10年前までジブリのみだったと、記憶しています。
漠然としたイメージですが
ジブリ以外の作品が、100億を突破する様になったのは
無限列車や呪術回戦0辺りから、かと思うのですが
一体なぜ、あの時期にアニメ映画ひいては、アニメ自体が人気になったのでしょうか?
よく聞く意見として
無限列車やTV版鬼滅の刃や呪術が、面白くてたまたま密集したから、と言うものがあります
この説は正論ですし、非常に説得力があるのものの
過去のクールや年度でも、名作佳作と言われる作品が、連発された事なんて何度もあります。
勝手な憶測ですが
名作が密集したのは、一つの理由であるものの
もっと根本的な理由があるのでは、ないだろうか? と考えているのですが
1監督は、近年のアニメ人気の理由を、どの様に考えてらっしゃいますか? 「バブル」ってアニメ映画をご覧になられてたら
講評お願いします >>285
その通りで、アニメなんか作るよりも金を出して権利で商売するほうが儲かるんだから当然
実際にiphoneを作ってるfoxconnよりも権利で商売してるAppleのほうが儲かるのは当たり前で
それが資本主義なんだからしょうがない。
とはいえ、
プロ野球選手としてプレーしたくて入団したのに、
将来安泰なのはそっちだからという理由でいきなり日本ハムの営業にされて喜ぶ選手は居ないと思うんだよ
現場でプレーしたくて現場にいるんだからね。
あくまで資本主義的な"正しさ"でいえば上流階層に行くことが正解かもしれないけど
そうじゃないから現場に居るんじゃないのか?と俺は思う。 >>290
理想論かもしれないですが大手制作が衣付きに回る傾向は止めようがないので、
せめて丸投げする制作会社に今より金を回した方が…みたいな事を思ったりします。
衣付きより現場に居たい方が多いとは思いますが、制作費が増えて行かないと徐々にジリ貧になるんじゃないかと。 >>286
まず、疑問に思われてる点、正直俺も同感で、
そもそも近年、加速度的に制作費が値上がりしていっている状況で、
金の回り自体は全体的に良くなっているので、
儲かってる分は現場側へも還元されている部分はある。
実際、これ以上制作費の相場が上がってしまうと、
収益の見込みにくいニッチな作品は企画不能になってしまうだろうし、
ヒットするかどうかがギャンブルみたいなアニメ製作において
出せる金額=取れるリスク に限界があるだろうから、
ただいたずらに制作費をよこせと言ってもしょうがないと俺も思う。
ただし、
>製作側に、現実問題として今以上に報酬を出す余裕はあるのか
という点に関して言うと、「余裕はあるはずである」という考えがあるのよ。
というのも、データ上、アニメ関連ビジネス全体の売り上げ規模に対して、
あまりにも制作現場に入ってきてるお金が少なすぎるんだよね。
手元のデータが2021年とちょっと古いデータなんだけど
広義のアニメ関連ビジネス全体の売り上げは約2兆7千億円。
一方で、アニメ制作会社の売り上げは約2900億円に過ぎないのよ。
当然、関連ビジネスの売り上げの中から、たとえばグッズの制作コストなど、
関連ビジネスをやってる人達のコストもかかってくるので、制作現場に全額還元できるわけではないんだが、
貢献度合いを考えれば、もう少し現場への還元を増やしても大丈夫なんじゃないだろうか、という意見がある。
また、国内市場については開拓しきった感があって、
少子化もあってこれ以上爆発的に売り上げが伸びることはないだろうが、
海外市場に関して言うと、実はまだまだ伸び代があるのではないかと言われてるのよ。
現状でも既に、海外での売り上げで儲かってるって話はあちこちで聞くわけだが、
データなどから、もっと上手く営業すれば、更に有利な条件での契約も可能なはず…と言われていて、
そちらで伸びた分を現場に還元することが出来るのではないか、という意見がある。
このところの円安もあるので、海外契約の額面は今年も大幅に伸びると予想されてる。
そういった各種データから考えると、いまでもまだ製作側が美味しい思いをしていて、
現場へ十分な還元がなされていない、とする意見を持ってる人が多くて、
SNSで賃上げ要求がされてるわけだね。
これは俺も一理あると思う。 >>286
>アニメ制作自体が実は、ある種の搾取(超実力主義による賃金格差)でしか成り立たないのではないか
これも真理だね。仰るとおり。
ただ、本質がそうだとしても、
それでも業界全体の平均賃金が上がることで下を支える若手が離脱しにくくなったり、
才能のある人間が他の業種を選ばずアニメ業界に来てくれやすくなったりするので、
賃上げを要求していく意義みたいなのはあると思う。
どちらにしても最終的には、現実的な落とし所に落とすしかないわけだけどね。 賃金上昇の話が立て続けに出ているので、自分も便乗させていただきます。
アニメがここ数年、バブルになり
国内ひいては世界的に、人気コンテンツとして成長し
市場の開拓もどんどん進み、それに伴い給与体系も変化させようよ
この様な、考えに対してスレ内で、様々な意見が出ていますが
自分が気になったの、逆にバブルがはじける
もしくは、バブルがはじける様な、負債を抱える終焉を迎えずとも、
少しずつ人気の低迷や、収束が見られたり、エンタメ産業上でアニメの影が薄くなった場合。
給与体系ってどうなるのでしょうか。
現在のアニメは、人気コンテンツの名を我が物にしていますが
今後5年10年、アニメが世界的にな人気を維持できる保証はないですし
少しでも胡坐をかいて、儲かるという理由で粗製乱造や、ニーズの読み間違えを乱発したり
他国の作るアニメに、市場競争で後れを取った場合
現在のディズニーの様に、客が遠のくという事は十分に考えられるように思います。
仮定として、アニメバブルが終わりを迎えた場合ですが
人気があり、客がいるから、給与水準が上がっている訳で
客足が遠のけば、現在の業界の状況を維持するのは困難ですよね。
今後アニメバブルが終わるとしたら、どの様な状況になるのか。
また、バブルが終わるを迎える場合は、どの様な理由が考えられるのか。
何かご意見があれば、ぜひ伺いたいです。 「質アニメ」「質ぶってる」って制作側の人たちも使うジャーゴンですか? >>287
興味深い話題だね。
やっぱり、多数のスタッフが関わる商業アニメ作品であっても、
監督の私小説的な要素というのは確かに無視できない要素だと俺も思っていて、
エヴァンゲリオンという作品を語る上で庵野秀明という要素を除外しては語れないってのは純然たる事実だと思う。
あらゆる芸術の読解においてそうだと思うんだが、
その作品を単体で鑑賞しても魅力の大部分に気付くことは出来ない。
作品の持つコンテキストは、時に作品そのものよりも多くの意味を持つことがある。
たとえばピカソのゲルニカって絵があるが、
あれを何の知識も無い人が見たら「ただの下手なよくわからん絵」と思うだけだろうが、
ピカソという人が書いたのだというコンテキストがあって価値を解釈できるようになる。
かように、作った人ってのは作品解釈において重要な補助線になることがある。
ただその一方で、まさにご指摘の通り、
「庵野の鬱が~」「庵野の嫁が~」といった形で、
なんでもかんでも監督の人生に関連付けて結論を出すというのもまったく的外れだと思ってる。
たとえば、先のゲルニカの例で言えば、
ピカソという人がどんな人で、何故スペイン政府のためにあの絵を描いたのかという部分だけでは無く
キュビズムという絵画技法についての知識や、スペイン内戦とゲルニカ爆撃といった歴史的知識も解釈に必要だと思う
しょせん作者の人生というのは、数多ある補助線のうちの一本に過ぎない
そういう意味では、アニメ作品を「純然たる私小説」として読解して
監督の人生とそのまま重ねるというのは不適当だと思う
アニメを取り巻くたくさんの要素と、作品の中から読み取れる無数の要素を立体的に組み合わせて、
その中から朧気に見えてくるのが作品の真のテーマだと思う
ただ、そもそも前提として、
映像をきちんと読解するということ自体が実はそれなりに難しい行為なんだよね
ネットを含め作品の感想を書いてる人の大部分が、非常に浅くてしょうもない解釈しか出来てない
SNSの感想コメントや映画レビューサイトは、
賛否どちらも、非常に浅いところでしか作品を解釈できてない知能指数の低い書き込みばかりで
読むに堪えない地獄絵図が広がってるでしょ。
思い出して欲しいんだけど、
高校までの現代文の読解問題のテスト、みんなだいたい満点取れてたかっていうとそうじゃなかったでしょ。
書き込みを見るに、おそらくあなた自身ははかなり読解問題が得意だったタイプだとお見受けするが(俺もそうだった)、
そんなタイプの人から見ると、信じがたいほどバカな間違いをするような人達もたくさん居たじゃん。
物事を立体的、理知的に捉えることが出来なくて、
表層の目立つ部分だけを感情的に捉えてしまって結論を出してしまう、生まれながらにして読解能力の欠如している人が日本には多数居て、
そういう人達に限って、バカだから自分が恥を晒してることに気付かず、
ネットにいろいろ感想を書き込んじゃうんだよね。
その結果として、バランス感覚を欠いた感想が目立ってしまうっていうだけだと思う。
岡田斗司夫の解説も、そういうバカでも面白さが判るように敢えて誇張した表現をするので、
あの人自身が100%エヴァを庵野秀明と同一視してるとは俺は思わないんだよな。
ただまああの人はあの人で昔話に大法螺が混じるって弱点はあるけど、
あくまでそういう意見もあるという補助線として見る分には別に面白いと思う。
ただ、それを100%鵜呑みにして変なこと言うネット民とかは、それはもうそっちの認知能力の問題だから、
正直あんまり気にしないほうがいいと思う。 >>288
1個俺が思う要素として
相対的に実写邦画映画が弱ったことが大きいと思う。
テレビ業界が映画業界を殺した後に芸能事務所と癒着するという最悪のムーブをかましたおかげで、
実写業界がある意味勝手に腐ってくれたので
売れる邦画がなくなったおかげで、その分アニメ映画に座席数が回ってきたってのが
ナイスアシストになってるんじゃないかなぁ…。 アニメ会社の中で高層階に移転したりする企業があります。SNS見てると、苦言を呈してる業界人の方も居るのですが、監督自身はどのように思われるでしょうか? 原画に赤ペンで、書いてる謎の指示。
原画集を見ていると、50%程度の確率で
A1に赤ペンで、謎の指示が書き込まれています。
基本的に表的な書き方で
コスチューム〇〇
2号
-----------
1号
------------
〇〇ノーマル
この様な指示が、書き込まれているのですが
これは、仕上げの指示でしょうか?
また、上記の指示が最初に書き込まれている時と
書き込まれてない時の、違いは何なのでしょうか?