経営難のJR北、赤字5路線5区間廃止へ 国・道は容認
https://www.asahi.com/articles/ASL7P5HWBL7PIIPE023.html
廃止予定路線
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180721004180_comm.jpg

深刻な経営難に陥っているJR北海道は、赤字の5路線5区間(311・5キロ)を
廃止する方針を固めた。全路線の営業距離の1割強にあたる。
沿線自治体の同意を得たうえでバスに転換する。
国鉄時代に決まっていた路線の整理以来、最大規模の廃線に踏み切り、
国の財政支援を受けながら経営再建を進める。

国と北海道は廃止を容認しており、JR北海道は早ければ年内にも廃止を
決めたい考えだが、一部自治体との協議はまとまっておらず、同意を得られるかが焦点だ。

対象は留萌線、石勝(せきしょう)線夕張支線の全線と、札沼(さっしょう)線の
北海道医療大学―新十津川駅間、根室線の富良野―新得駅間、
日高線の鵡川(むかわ)―様似駅間。
1列車あたりの平均乗車人数が10人前後と少なく、島田修社長は
「国や地域に負担を求めて鉄道を残すより、バスに転換した方が利便性が高まる」としている。