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2020年08月06日

J-WAVEで放送中の番組『INNOVATION WORLD』(ナビゲーター:川田十夢)のワンコーナー「ROAD TO INNOVATION」。7月31日(金)のオンエアでは、前回に引き続き長渕 剛が登場。「心」や「生と死」について、『STAY DREAM』の制作秘話、歌い続ける原動力について語った。
中略

■「死んじまいたい!」 苦悩を救った歌
番組では、川田のリクエストに応えて、長渕が『STAY DREAM』の弾き語りを披露した。

長渕:(川田)十夢くんはなぜ『STAY DREAM』が好きなの?
川田:この曲が収録されているアルバムをリアルタイムで聴いていて。僕らの世代って、幼い頃はウルトラマンとか仮面ライダーとかを好きになるんですけど、人間でヒーロー的な存在に触れるのって長渕さんだと思うんですよ。そんな長渕さんが歌う『STAY DREAM』は特別なアルバムに入っている特別な歌というか。あとは僕の名前にもある「夢」が入っていますし。

長渕は『STAY DREAM』が生まれたきっかけを明かす。

長渕:この歌を書いた時って、初めて都会の洗礼を受けたり、青年期において人生の挫折感を味わったりしたときだったのね。それでいったん歌をやめたいくらいの気持ちがあって。それはバンド間のいさかいであったり、母親の衰弱であったり、金銭のもつれであったりとか、初めてそういう経験をして、病に伏したんです。それから鹿児島にいったん帰って、桜島の前に座ってね。「俺、やめるかもしれないから写真撮ってくれ」ってカメラマンに言ったりして。

その後、長渕は東京に戻り、歌を書こうとしたという。

長渕:バンドもやめてひとりでやってみようかなと思ってね。ピアノの前に立ってGのコードをバーンと弾いて「死んじまいたい!」って。本当に死にたかったけど、その後に「ほどの」って言葉が出てきちゃって、そこからダーッと詞を紡いでね。大げさに聞こえるかもしれないけど、この歌で生きられたと。それで初めてセンターステージで、ギター1本でやったんだよね。そういう思い出が深くあります。それ以来、ずっと自分自身の人生の応援歌でもあり、みんなにも愛されてきた歌なのかなって感じはしますね。まず、自分が立ち上がりたかったね。

■生きたいから、歌を書いている
長渕が歌を歌い続ける原動力は「何がなんでも生きることだ」と語る。

長渕:僕も深く沈むこともあるし、その時代その時代の額縁に自分を照らし合わせてみると「冗談じゃねえよ」って思うことばっかりなんだよね。いろんな人がいろんな分野で「生きる」をトライしている感じがするけど、僕の場合は歌しかないから、とりあえず詩を書き散らしてギターでわめき散らして、それを精査して、同じように感じる仲間たちを探していく手法でしか生きられないのかな。だから、簡単に言うと生きたいっていうのかな。生きたいからいつも歌を書くって感じがありますね。

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