先週末11月22日〜11月24日の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ディズニー・アニメーション映画『アナと雪の女王2』が興行収入1億3,026万3,358ドル(約143億円)を上げる大ヒットで首位デビューを果たした。前作『アナと雪の女王』のオープニング興収(拡大公開時)は約6,700万ドル(約74億円)だった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)

 今月の公開作では『チャーリーズ・エンジェル』『ドクター・スリープ』『ターミネーター:ニュー・フェイト』などフランチャイズ物の苦戦が続いていたが、『アナと雪の女王2』は前作から空いた6年という歳月を物ともせずにモンスター級の大ヒットとなった。アニメーション映画としてはピクサーの『インクレディブル・ファミリー』(2018)、『ファインディング・ドリー』(2016)に次いで歴代3位となるオープニング興収で、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの作品としては最高の出足を記録した。

 海外でも旋風を巻き起こしており、世界オープニング興収は歴代1位だった『トイ・ストーリー4』を1億ドル(110億円)以上も上回る3億5,850万3,293ドル(約394億円)で新記録を樹立。中国では5,300万ドル(約58億円)、韓国では3,150万ドル(約35億円)、日本では約19億円を稼ぎ出しているのを筆頭に、イギリスやドイツ、フランスなどでもヒットしている。前作はアニメーション映画史上最高の世界興収(12億7,421万9,009ドル・約1,402億円)を記録しており、それ以上のスタートを切った本作が最終的にどこまで数字を伸ばすことになるのか注目されている。

 今週は、ダニエル・クレイグ&クリス・エヴァンスら共演のエンタメミステリー『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』などが公開される。(編集部・市川遥)

11月22日〜11月24日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『アナと雪の女王2』
2(1)『フォードvsフェラーリ』
3(初)『ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド(原題) / A Beautiful Day in the Neighborhood』
4(初)『21ブリッジズ(原題) / 21 Bridges』
5(2)『ミッドウェイ(原題)』
6(4)『プレイング・ウィズ・ファイア(原題) / Playing with Fire』
7(7)『グッドライアー 偽りのゲーム』
8(3)『チャーリーズ・エンジェル』
9(5)『ラスト・クリスマス』
10(8)『ジョーカー』


2019年11月26日 17時46分
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