バス・トラックに「オートマ免許」導入へ ドライバー増やし「2024年問題」などドライバー不足解消に繋げる狙い 警察庁
https://www.fnn.jp/articles/-/687270

ドライバー不足が問題となっているバスやトラックについて、これまでになかったオートマ免許が導入されることになる。

現在、トラックやバスを運転するために必要な大型免許や大型第二種免許などは、マニュアルの免許しかない。2023年に販売された大型バスの約9割、大型トラックの約7割がオートマ車で、今後もメーカーはオートマ車の生産を増やすことから、警察庁はバスやトラックにも普通車と同じようにオートマ免許を導入する方針を固めた。

普通車を巡っては、2022年に免許証を取った人のうち7割以上がオートマ免許で、女性についてはオートマ免許が約9割を占めた。

オートマ免許の導入によって、バスやトラックの女性ドライバーを増やし、物流が滞るとされる「2024年問題」を引き起こすドライバー不足の解消に繋げるのが狙い。

また、これまで全てマニュアル車で行われていたマニュアル免許の技能試験や教習についても、クラッチ・ギア操作に関わる試験等のみマニュアル車を使い、そのほかはオートマ車で行うことになる。

警察庁はこうした改正について、意見募集を行った上で制度を導入する方針。