【ワシントン=赤木俊介】米ピュー・リサーチ・センターが28日発表した24カ国対象の世論調査によると、
「自国の民主制に不満を抱いている」との回答(中央値)は59%だった。
調査対象は異なるものの、2022年の前回調査から11ポイント増加した。各国で既存の政治体制への不満が高まっている可能性がある。

世論調査は日本や米国、ドイツをはじめとした24カ国の18歳以上の成人3万861人を対象に23年2〜5月にかけて集計した。
24カ国のうち、14の国で自国の民主制に満足していると答えた割合が前回の22年調査と比べ低くなった。前回調査は19カ国が対象だった。
軍事政権や独裁的指導者など、一部の指導者に政治権力が集中する権威主義的な体制を支持するとの回答は31%だった。
国別に見ると、スウェーデン国内の支持が8%だったのに対し、インドでは85%と国によって大きく分かれた
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN27EG60X20C24A2000000/