総務省の家計調査で山形市がラーメンなどの「中華そば」の年間支出額で、2年ぶりに全国1位に返り咲いたことを記念し、
同市の佐藤孝弘市長は8日、市内のラーメン店主らとともに「ラーメンの聖地、山形市」を宣言した。

 この日の宣言式には、市内の44店舗から61人が駆けつけた。佐藤市長が「あらゆる種類のラーメンが楽しめ、
なにより1世帯あたりのラーメン消費金額が日本一とまさに全国に誇るべきラーメンの聖地。ここに『ラーメンの聖地、山形市』を宣言します」
と述べると、会場は大きな拍手に包まれた。

 参加した発起人の一人で、ラーメン店「ケンチャンラーメン山形」の店主、阿部勝重さん(55)は「大変うれしいし、誇りに思う。
一杯一杯丁寧においしいラーメンを作ることをコツコツと地道にやっていきたい」と話した。

 市は今回の宣言に合わせ、山形ラーメンを略した「山ラー」の文字をあしらった、聖地をPRするのぼりとポスターを作成。
市内のラーメン店主らでつくる協議会に参加する126店舗に順次提供する。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230209-OYT1T50091/