日本では「デブモデル」とイジられるだけ…身長163cm体重80kgの私がアメリカでは大成功できた理由 他人の目を気にする必要なんてない
2022/10/10 12:00 PRESIDENT Online

「モデル」と聞くと、背が高くて華奢な人をイメージする方が多いかもしれません。
しかし欧米では6~7年ほど前から、どんな体型でも美しいと捉える考え方「ボディポジティブ」という考え方が広まるにつれて「プラスサイズモデル」の活躍が目立つようになってきました。

プラスサイズモデルとはその名から想像できる通り、大きなサイズの服を着こなすモデルのことです。グラマラスな体型、カーヴィー(curvy/曲線美)なボディラインをしたモデルというと伝わりやすいでしょうか。
モデル業界における平均的な体重、身長よりも大きいモデルが多いです。

私自身は俳優ですが、ロサンゼルスでプラスサイズモデルとしても芸能活動をスタートしました。身長は163cm、体重80kgです。現在の拠点は日本ではなく、米国ロサンゼルス。
大学卒業後に渡米して今に至りますが、もし日本にい続けたら今の私はいなかったと断言できます。

渡米したからといって、いきなりすべてがうまくいったわけではありません。しかし、アメリカには日本よりはるかに多様な価値観があり、それに触れることによって、少しずつ自分にかけられた呪いが解けていきました。

プラスサイズモデルについてSNSでリサーチしてみた時のことです。そこで、KELLY U(@_kellyu)さんを見つけました。
彼女は鍛えていたりメリハリがあるわけでもなく、いってしまえば「インスタ映え」しない体型。「私の友達にこういう子いるなぁ」と思うほど、親近感を覚える見た目をしています。
その彼女がSNSにお腹にシワが寄っているのがわかる水着姿の写真を堂々と投稿しているのを見て、衝撃が走りました!

見た人に「こんな体型でよくビキニなんて着られるね」「よくこんな写真アップできるね」といった、何かひどい言葉をいわれるかも……なんて彼女は全然考えていないのだろうな、と思いました。
「自分がいいと思うこと」に素直になって生きているのです。彼女の姿に、言葉を超えた何かが見えました。

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