元患者について「現金を盗んだ」などと虚偽の情報を流したとして、警視庁新宿署は16日、
東京都新宿区歌舞伎町2、医師で精神科クリニック(同区)院長、伊沢純被告(51)=傷害罪で起訴=
を名誉毀損(きそん)容疑で再逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。黙秘しているという。

 再逮捕容疑は2021年9月4日~10月2日、都内に住む20代女性の家族の勤務先に5回にわたり、この女性を
名指しして「男の財布から現金20万円を盗んだ」などとうそのメッセージを送り、女性の名誉を傷つけたとしている。

 捜査関係者によると、女性は21年6月ごろから一時、伊沢容疑者のクリニックに通っていたという。女性が
21年9月に新宿署に相談して発覚した。

 伊沢容疑者は、同居していた20代の女性患者に暴行してけがをさせたとして3~4月に逮捕、起訴されている。
新宿署は、複数の女性患者に「薬を処方してあげる」と言って、自宅に誘うなどしていたとみて調べている。

 伊沢容疑者は覚醒剤取締法違反(所持)容疑、診療行為を装って女性患者にわいせつな行為をしたとして
準強制わいせつ容疑でも逮捕されたが、ともに処分保留となっている。【木原真希】
https://news.yahoo.co.jp/articles/0daa3f58d90751fc0b80f5e659b408d321b95022