今週から第12世代Core i(開発コード名:Alder Lake-S)シリーズの最上位に「Core i9-12900KS」が追加され、販売予約が始まっている。販売解禁は4月5日22時からで、価格は10万6000円弱だ(税込み、以下同様)。

《米Intel、デスクトップ向け第12世代Core最上位モデル「Core i9-12900KS」を発表》
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2203/29/news112.html

《パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の販売予約POP》
https://image.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2204/02/0402_ak01.jpg

オリオスペックで販売を控えている「Core i9-12900KS」》
https://image.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2204/02/0402_ak02.jpg

■Core i9-12900KSの反響は「まあ、ぼちぼち」

 Core i9-12900KSは、既存の12900Kの上位にあたるモデルで、16コア(Pコア8基/Eコア8基)24スレッド構成は共通している。Pコアのベースクロックは200MHz高い3.4GHz(Eコアは2.5GHz)で、ブースト最大クロックを5.5GHzまで引き上げているのが特徴だ。性能強化に伴い、Processor Base Powerも150Wに上昇している。CPUクーラーは付属しない。

 反響は「まぁ、ぼちぼち」とのショップが多かった。あるショップは「第12世代Coreのハイエンドに興味のある人は、年末の頃からDDR5メモリの枯渇を乗り越えて最強構成を組み上げていますしね。購入するのは、CPUだけ載せ替えてさらに上を目指す人に絞られるでしょう」と淡々と語る。

 一方、ライバルのAMDはRyzen 5000/5000Gシリーズの特価セールを延長し、先週末と同水準の価格を維持している。終了時期は明示されない店舗も多いが、パソコンSHOPアークは価格表に5月22日までと表記している。

《パソコンSHOPアークのRyzen 5000/5000G価格表》
https://image.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2204/02/l_0402_ak03.jpg

《驚がくするアク子》
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 同店は「このタイミングで、元の価格に戻すのは確かにあり得ない選択でしたからね。ただ、結構延長期間が長いので、Ryzenシリーズの新製品との価格バランスをどうしていくのか。その辺りの調整も必要になるのかもしれませんよね」と先々を見据えていた。

(>2以降へ)

最大5.5GHzで動作する「Core i9-12900KS」の販売予約が始まる
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2204/02/news034.html
2022年04月02日 08時01分 古田雄介 ITmedia