中国「裸キムチ」騒動から一転、なんと韓国「腐ったキムチ」騒動が起きていた…!

 問題となったのは、有名キムチメーカーの「漢城(ハンソン)食品」である。

 漢城食品は韓国では、スーパーやデパートのみならず、テレビのホームショッピングでの販売など手広く行っているほか、韓国で生産されたキムチの70%を海外に輸出しているといい、輸出先は日本や東南アジア諸国を含め30余国にのぼるという。

 その漢城キムチでのずさんな生産過程や、信じがたい衛生管理が明るみとなり、ネット上では漢城食品に対する非難で炎上状態となったのだ。

カビが生えて、腐っているものを…

 明るみになった事実の中でも衝撃的だったのは、キムチの材料である白菜や大根が使い物にならないようなカビが生えたり、腐っているものを使用していること、さらにそれらを下処理する工場の作業員達の様子や会話を映した動画であり、作業員達の「これは酷い」「ゴミだ」「気持ち悪い」といった音声も含まれているという。

 この様子は韓国のMBCの報道番組で伝えられたものの、さらに驚愕であったのは、この工場(韓国中部の忠清北道の鎮川に所在)で生産されたキムチの大半が海外向けであるほか、韓国内では給食会社や総合病院、大型リゾートホテルなどにも納品されていたということである。

 同社の代表であるキム・スンジャ氏は「キムチ漬けの第一人者」として国から「キムチ名人1号」、「食品名人」という称号まで授与されている。その上、キム氏は実業家としてもさることながら料理研究家としての顔も知られ、華やかな韓服姿で登場することも多い。

 「キムチ名人」、「食品名人」とは単なる肩書の称号ではなく、食品の製造や発展に大きく貢献した者に与えられる「政府お墨付きの優良者」という意味合いも持つから、そのギャップに国民が衝撃を受けるのも無理はないだろう。

続く
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d075d428db6a6fdce53d50d677fc340b78e6d24?page=1