トヨタ自動車は8月2日、長年にわたる技術の積み重ねと最新技術を融合したフラッグシップSUV、新型『ランドクルーザー』(300シリーズ)を発売した。
ガソリン車は5人乗り1グレードと7人乗り4グレード、ディーゼル車は5人乗りのみで2グレードを展開。
価格は510万円から800万円。さらに、ランドクルーザーとして初めて、高性能スポーツグレード「GRスポーツ(GR SPORT)」を設定する。価格は770万円。

ランドクルーザーは1951年8月、強力なエンジンを備えた四輪駆動車「TOYOTA BJ型」として誕生。
以降、世界各地で人の命や暮らしを支える、また、より豊かな人生を支える存在として進化を続け、
これまで世界170の国と地域で累計1060万台、年間30万台以上を販売している(レクサスLX、GXを含む)。

今回フルモデルチェンジとなった新型ランドクルーザー(300シリーズ)は、2007年に登場した200シリーズの後継モデル。
「信頼性・耐久性・悪路走破性は進化させつつ継承」「世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現」を開発テーマに、
長年にわたる技術の積み重ねと最新技術を融合し、素性を刷新した。

従来のフレーム構造を踏襲しながらも、TNGAに基づく新GA-Fプラットフォームを採用。
最新の溶接技術の活用等により、高剛性(従来型比+20%)かつ軽量なフレームとし、衝突安全性能、静粛性、走りの質を向上させた。
ボディも高張力鋼板の採用を拡大したほか、ボンネット、ルーフ、全ドアパネルをアルミニウム化。
また、パワートレーンの搭載位置を車両後方に70mm、下方に28mm移動。これらにより約200kgの軽量化、低重心化、前後重量配分の改善を果たしている。

プラットフォームの刷新に伴い、足回りには新開発のハイマウント・ダブルウィッシュボーン式(フロント)とトレーリングリンク車軸式(リヤ)のサスペンションを採用する。
リヤサスペンションはショックアブソーバーの配置を最適化し、乗り心地と操縦安定性を向上。
また、サスペンションアームの配置変更により、ブレーキング時にも安定した車両姿勢を維持する。

【トヨタ ランドクルーザー 新型】GRスポーツも初登場、「運転しやすく、疲れない」ランクルへ…510万円から
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