加西市の病院で2回のワクチン接種終えたスタッフ2人が感染

兵庫県加西市は、市内の病院の調理室で働くスタッフ2人が、医療従事者としてワクチン接種を2回終えていたにもかかわらず、新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
兵庫県は、ワクチン接種を終えた人も感染防止を徹底してほしいと呼びかけています。

兵庫県加西市によりますと、今月2日、加西市の市立加西病院の調理室で働く30代の女性スタッフが発熱の症状を訴えて検査したところ、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
その後、この女性の濃厚接触者として検査を受けた同じ調理室で働く40代の女性スタッフも感染が確認されたということです。
2人はいずれも医療従事者として、ファイザー社のワクチンの接種を2回終えていました。
病院は、ほかの濃厚接触者について、出勤を停止するとともに調理室を消毒するなど感染拡大防止を徹底することにしています。
ファイザー社のワクチンの臨床試験の結果をまとめた論文では、発症を予防する効果は95%としていて、兵庫県は「ワクチンを打ち終えても絶対に感染しないというわけではないので、気をゆるめずにマスクの着用など感染対策を徹底してほしい」と呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210605/2000046698.html