トヨタの新型SUV、カローラクロスのグローバル展開が進められている。
これまでタイ工場で生産された車体が、台湾、インドネシア、フィリピンをはじめとするアジア地域で販売されてきた。
その後、南米ブラジルでの現地生産と販売もスタートしており、さらに今回、発表となったのが北米仕様である。
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カローラクロス北米仕様に搭載されるパワートレインは、169hp、2.0Lのダイナミックフォースエンジンで、トランスミッションは発進ギア付きのダイレクトシフトCVTと発表された。
M20A-FKS型と考えられるこのエンジンは、これまで日本国内のカローラツーリング 2000 LimitedやレクサスUXといったTNGA(GA-C)プラットフォームのなかでも上級車種に搭載されてきたものである。

ただし、北米のラインアップでは、M20A-FKS型はGA-C車種で使われるエンジンとして一般的な扱いのようだ。
既にカローラのセダン、ハッチバックの通常モデルでも搭載されており、カローラクロスだからといって特別にハイパフォーマンスなエンジンが与えられるというわけではない。

■日本仕様は高岡工場生産で今秋発売見込み、遅れてM20A-FKS型搭載車
さて、ここからが日本仕様カローラクロスの話。

カローラクロスの日本発売は、半導体不足の影響を受け、2021年10月頃にまで延期される見通しである。
エンジン選択肢としては、1.8Lのハイブリッド(2ZR-FXE型)とコンベンショナル(2ZR-FAE型)の2タイプが用意される見込み。

タイ工場からの輸入販売になるという説もあったが、高岡工場での生産が計画されている。
国内生産が実現したことで、グレード構成は装備別に3タイプしっかり用意されることになる。

そして、今後の計画では、エンジンタイプがさらに1種類増やされることになっている。前述したダイナミックフォースエンジンのM20A-FKS型を搭載する国内向けカローラクロスが、2022年に発売される見込みとなっている。

■カローラクロス日本仕様、価格を予想
(続きあり)
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