学術会議は関与を否定
https://news.yahoo.co.jp/articles/9389cfb5fff523e160a5626b8634c466ae07f423?page=2

日本学術会議の担当者はBuzzFeed Newsの取材に対し、中国の軍事研究への協力について
「そのような事業、計画などはありません」と明確に否定した。

また、「千人計画」ついても「学術会議として、計画に協力したり、
交流したりするようなことはしておりません」と同様に否定した。

日本学術会議と中国の関係についていえば、中国科学技術協会との間に2015年に「協力覚書」を結んでいる。

この協会はあくまで「非政府」の民間組織であるが、政府に答申などをする役割も担うなど関係は深い。
そもそも中国は一党独裁体制であることからも、この協定そのものが「軍事研究への協力だ」とする言説もある。

実態はどうか。学術会議との協定では、会議やセミナーなどを通じた「情報交換」や、研究者間の交流、
共同ワーク ショップやセミナーの開催などの取り組みを進めていくことなどの取り決めを交わしている。

しかし、事務局によると「実際の事業は覚書が結ばれて以降、行われていないのが実態です」と語った。
そもそも学術会議の予算面の問題から、国際的な研究プロジェクトなどを実施することは、中国以外の国ともできていないという。

つまり、軍事研究や千人計画以前に、学術会議として他国との間で「研究(計画)に協力」しているという事実がない、ということだ。

なお、研究者の交流という面においていえば、実際に受け入れと派遣を実施しているのはカナダとの二国間のみ(女性研究者交流)だという。
また、中国科学技術協会と同様の協定は韓国との間で結ばれているほか、過去にはイスラエルやブルガリア 、カンボジアやバングラディシュなどと結んでいたことがあるという。

以下略