本書ではPythonを使い,火星や木星や銀河の最果てを,詩人の魂を,高度な金融の世界を,選挙の不正を,ゲーム・ショーのトリックを,探っていく。
マルコフ連鎖解析のような技術を使って俳句を詠み,モンテカルロ・シミュレーションで金融市場をモデル化し,
イメージ・スタッキングで天体写真を改善し,遺伝的アルゴリズムで巨大なネズミを育てる。
それとともにpygame,Pylint,pydocstyle,tkinter,python-docx,matplotlib,pillowといったモジュールの経験を楽しく積むことができる。

この本は2冊目のPythonの本とみなすことができる。完全な初心者向けの本や入門クラスの後に続く本,あるいは補完する本となることを狙っている。
「impractical」(実用的でない)というタイトルに反して,本書の内容はかなり実用的で,
文字列やコレクションの操作といった基本的なことから,Officeドキュメントの読み書きやGUIアプリケーションの作成といった応用的なことまで,
プログラミングを学ぶ上でのトピックが幅広く網羅されている。
すべてのコードに注釈や説明がついており,練習プロジェクト・挑戦プロジェクトでコーディングの腕をさらに磨くことができる
(練習プロジェクトは解答付き)。






実用的でないPythonプログラミング―楽しくコードを書いて賢くなろう!―
https://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320124615