@ 遠くのジムに通おうとする

 某マンツーマンパーソナルトレーニングジムの流行をきっかけにスポーツジムの業態は様々となりました。ボクササイズ専門や暗闇バイクレッスン専用など多種多様であり、どのジムもセンセーショナルな内容ばかりです。

 しかし、どのジムもその場所へ実際に通わなければなりません。そこで大切になるのが立地です。WEBアンケート調査を行う「インターワイヤード株式会社」が2012年に調査したデータによると、スポーツジムに通う人の入会理由、決め手で最も多かったのが「通いやすい場所にある」でした。

 また、利用しなくなった人の理由も、もっとも多いのが「時間が合わなかった・時間がなかった」で5番目には「通いづらい場所だった」と出ています。

 情報コンテンツとは違い、実際に出向いて自分の体を動かさなければならないジムワークにとって生活リズムの中で通いやすい場所にある必要性はとても重要です。

A ルーティンが確立しない

 期間限定で予約制のパーソナルトレーニングジムが流行した現在ですが、それでも主流は月額定額制システムです。

 最近では24時間タイプが多くなり、以前よりも幅広い時間に利用することが可能になりました。しかし、この手軽さが落とし穴になる事もあります。

「いつでもいける」という感情は「いつでもいいや」という感情に陥りやすく、かえって熱意が冷めてしまいやすい傾向にあります。

 時間に制限があるのに月額1万円代が当たり前だった一昔前に比べると、24時間使えて財布に優しいジムが増えたのにも関わらず、私たちのメンタルの弱さが仇となってしまうパターンも少なくありません。

B 目的が明確にならない

 運動するという大前提はありながらも、トレーニングへと目的が具体的にならないパターンも多いです。

「夏までやせる」とは言ったものの、どこをゴールにするかを具体的にせずに始めてしまうと、突き進むどころか初めから気持ちが進まずにやめてしまう人が多くみられます。

 本来ならば、「◯か月で◯kg減!」や「◯月までにウエスト◯cmダウン!」など数字という絶対的なゴールを決めるべきですが、これを無視してはじめてしまう人が多く、進む方向が無いことに甘えてしまい足が遠のく人が多いです。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191130-00237790-bizspa-life