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カーステレオはAMのみ 往年の刑事ドラマ思わせるレトロパトカー、年度内で見納め

兵庫県相生市、上郡町の治安を守る県警相生署(相生市陸本町)にレトロな外観のパトカーがある。角張ったデザインは往年の刑事ドラマを
思わせるが、現役で活躍するれっきとした警察車両。署員の手入れの甲斐あって、今日も管轄する市町を疾走する。

相生署によると、1997年式の日産自動車セドリック。もともと同県が使っていた車両で県警に払い下げられた。
車両前方に取り付けられたフェンダーミラー。ドアの窓はハンドルをくるくる回して上下する。ギアはミッション、カーステレオはAMのみ。
鍵は直接鍵穴に差し込む。エアコンの風は弱く、真夏はあまり用をなさない。歳月を感じさせるが、走行に支障はないのか。

 「問題ありません。出発前には毎回、点検しています」と相生署の澤田賢介交通課長は胸を張る。交通安全教室などで用いられることが多く、
ワゴンタイプの後部荷室にはパイロンが積まれている。交通安全教室では「懐かしい車やな」と年配参加者の受けもいいという。

 県警によると、97年式以前の車両は年々、少なくなっており、相生署のセドリックも本年度中に廃車になる予定。レトロなパトカーが見られるのも今のうちです。

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