栄養価の高さから「飲む点滴」と呼ばれる甘酒。健康志向を追い風に、年間を通じて支持を集めています。種類は増えていて、試飲できる酒店もあります。
「甘酒」とひとくちに言っても、アルコールを含むものとノンアルコールの2種類がある。前者は、酒かすを使った昔ながらのタイプ。後者は、
酒かすの代わりに米こうじを使った「アルコール1%未満」の清涼飲料水だ。どちらも、栄養成分を豊富に含むという。
調査会社インテージによると、甘酒の市場規模は2017年が約223億円。5年間で4・6倍にふくらんだ。健康志向に加え、お酒の苦手な人でも
飲める商品が増えたことが背景だ。
甘酒コーナーを常設する大阪市のスーパー「ライフ セントラルスクエア西宮原店」では、寒さが本格化する12?2月が売り上げも多い。ただ、
売り場担当の出口敬太さん(25)は「若い人も買うなど、年間を通じて売れている」という。
近年は夏場の存在感も高まった。疲労回復の効果があるとされるため、猛暑による夏バテや熱中症の対策として注目。メーカー各社は、
冷やして飲む甘酒など夏向けにも力を入れる。ある大手は「夏場と冬場の売上高が同程度になった」(担当者)というほどだ。
主要メーカーの人気商品から選びました。税抜き。
■甘酒の売れ筋ランキング
(1)大関 大関 灘の甘酒 100円
(2)森永製菓 甘酒 100円
(3)中埜酒造 国盛酒蔵のあまざけ 398円
(4)篠崎 国菊あまざけ 658円
(5)大関 おいしい甘酒 498円
(6)ますやみそ ますやの甘酒 498円
(7)サンガリア こだわりの甘酒 89円
※ライフ(近畿圏)の昨年12月の売り上げランキング。販売価格は税抜きで、先月25日時点のもの(きりとりトレンド)
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASM247GV3M24PLFA00T.html