トヨタ自動車は5日、東京都内で6日から、高級車「レクサス」の定額利用サービスを始めると発表した。
月額19万4400円(税込み)で3年間、半年ごとに新車の多目的スポーツ車(SUV)、セダンなど6車種から選び、乗り換えられる。
月額には自動車税や保険、登録料などを含み、手軽な利用を好む人の需要を見込む。
音楽や映像では定額サービスが普及するが、国内の自動車で広がるかの試金石になる。

レクサスの定額サービス名は「キントセレクト」で、最寄りの販売店を通じてレクサス車を受け取る。
まず6日から東京都内のレクサス販売店で始め、今夏以降に全国でも展開し、インターネットでの申し込みも受け付ける。

レクサスのSUV「RX450h」や、小型SUV「UX250h」、セダン「ES300h」など6車種から選ぶ。
最高級セダン「LS」などは対象に入らない。契約は3年間で、月額19万4400円(税込み)には自動車税、登録時の費用、任意保険などが含まれる。

2018年のレクサスの国内販売台数は17年比2割増の約5万5000台だった。新サービスは会員1人当たり年間2台、新車を使う。
国内新車市場はピークの1990年から3分の2に減り、18年は527万台だった。保有から利用への消費シフト、少子高齢化が進み、新車販売だけに頼らない事業の柱を探る。

トヨタ「レクサス」半年で乗り換えOK 月額19万円
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40903920V00C19A2000000/