北陸新幹線の敦賀延伸に伴い、JR西日本が敦賀・金沢間で特急列車を廃止する方針を示す中特急の存続を求める市民グループが意見交換会を開きました。

意見交換会は鯖江市の「文化の館」で行われ市民グループのメンバーや鯖江市の担当者などおよそ15人が参加しました。
はじめに北陸線の沿線住民の考えや意見を聞くために市民グループが福井駅の利用者を対象に独自に行ったアンケートの結果が報告されました。
アンケートにはあわせて348人が回答し、このうち86%が特急「サンダーバード」と「しらさぎ」の存続を望んでいることや「特急がなくなったら電車通勤ができなくなる」
とか「新幹線を利用すれば運賃が高額になり痛手だ」などといった声が紹介されました。
このあと、意見交換が行われ参加者からは市の担当者に対して敦賀駅での乗り換えは不便を感じる利用者が多いとか北陸新幹線開業の良い面だけでなくさまざまな情報を市民と共
有してほしいなどといった意見が出され、今後も行政を通してJRに特急の存続を働きかけていくことを確認しました。
「北陸新幹線福井延伸と在来線を考える会」の松原信也世話人代表は「特急の存続を強く望む市民の思いがアンケートから見えたと思う。通勤通学の足を守るために今後も存続を
求めていきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20181027/3050000726.html