島民約1万7千人、2人に1人が65歳以上の周防大島(山口県周防大島町)に、いつも患者をぎゅっとハグ(抱擁)する医師がいる。

 40代でUターンし、「おげんきクリニック」を営む岡原仁志院長(58)だ。

 「今日も可愛いねぇ。髪もきれいにしてるね」。岡原さんは診察室に患者の女性(85)を迎え入れ、親しげに話しかけた。「先生に会うからパーマをかけてきたんよ」。女性も笑顔で応じる。

 診察後は「ハグしていいですか」と尋ねる。患者がうなずくと、背中に両手を回してハグする。
患者はハグされた後、「気持ちが楽になった」と話した。別の女性(92)は「ハグで先生の優しい心が伝わり、体も心も温かくなる」と言う。

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