「セクシー田中さん」の発行元である小学館は、6日に社員向けに説明会を行い、芦原さんの死について経緯などを外部に発信しないことを伝えた。

 瀧波氏はXでこの報道を引用し「いつか皆忘れると見込んで黙ってやりすごすお上の手法を民間も踏襲するようになった」と指摘。「故人の遺志にそぐわないためという理由付けは卑怯」と、小学館側の言い分を厳しく批判した。

 2019年にフジテレビ系で放送されたドラマモトカレマニアの原作者で漫画家の瀧波ユカリ氏が7日、自身の公式X(旧ツイッター)を更新。昨年日本テレビ系で放送されたドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが1月に急死したことに関する小学館の対応を「卑怯」などと批判した。

 「セクシー田中さん」の発行元である小学館は、6日に社員向けに説明会を行い、芦原さんの死について経緯などを外部に発信しないことを伝えた。瀧波氏はXでこの報道を引用し「いつか皆忘れると見込んで黙ってやりすごすお上の手法を民間も踏襲するようになった」と指摘。「故人の遺志にそぐわないためという理由付けは卑怯」と、小学館側の言い分を厳しく批判した。

 「セクシー田中さん」に関しては、担当した脚本家が昨年12月、自身のインスタグラムで、芦原さんが脚本を書かせるよう強く要望したとし、「ドラマ制作の在り方、脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。この苦い経験を次へ生かし、これからもがんばっていかねばと自分に言い聞かせています」と説明した。 芦原さんは1月26日、自身のXで、「ドラマ化するなら『必ず漫画に忠実に』」「『原作者があらすじからセリフまで』用意する」などの条件で合意したものの、「毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていました」という状況だったとし、小学館を代理人として日本テレビ側と協議を重ねていたことを明かした。

https://www.daily.co.jp/gossip/2024/02/07/0017307981.shtml