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2023/6/17

「AIの発達によって人間の仕事が奪われる」。そんな怖い話が語られだして久しいが、AIが人間を恐怖に陥れる映画の公開が始まった。6月9日より日本での公開がスタートした映画『M3GAN/ミーガン』だ。

だが、内容以上に話題(?)となっていることがある。日本版とアメリカを含む他国版で大きく違う点が……。

日本以外の世界各国における同作のポスターは、AI人形であるミーガンが“膝あたりに手を置きながら椅子に座り、にらみつけるような視線でこちらを見ている”という構図のもの(その手前にミーガンが“守る”対象である少女)。手前の少女をトリミングして画角から外し、ミーガンに寄ったものもあるが、構図自体は変わらず、多くの国で等しく“それ”だ。

しかし、日本では異なっている。日本版のAI人形ミーガンは、“後ろで手を組み、そして「血の付いた刃物」を持っている”。この日本版ポスターに対してネットでは、懐疑的なもの、肯定的なもの、また“洋画の日本版”というさらに大きなくくりで否定的なものなど、さまざまな意見が飛びかっている。

《ホラーですよって説明しないとやっぱりダメなんだろうか…?》
《おそらく日本人は「説明しないと理解できないから」と思われる》
《日本の映画広告のイケてなさってなんなんだろうな。。。》
《日本だけポスターがダサすぎる》

中略

本国版と日本版でポスターが変わる大きな理由はもう1つ。
「2つ目の理由は、文字、キャッチを多くして“説明過多”にする、というものですね。映画の宣伝業界では、日本市場はなるべくたくさん中身を説明したほうが良い、という不文律があります。予告編でも驚くほどネタバレをすることが多いです。ほとんど結末以外、“あらすじ”でバラしちゃってもいい、というのが日本の常識ですね。
それくらいしないと見に来ないし、またそこまで知っていても見て満足するのが日本人です。
中略

「“日本じゃホラーファンにバズらせないとダメな映画だな”、“だけど相変わらず本国は"アート"を送ってきたな”、“もっとホラーファン、加えて日本特有のコア層=怖いもの見たさの女性にアピールしないとダメだ”、“それらを強調、またナタを追加、表情もヤバめに変更して、超わかりやすくしよう”。というような感じになったのでしょう。

全文はソースをご覧ください

本国版ポスター
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日本版ポスター
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本国版公式サイト
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日本版公式サイト
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