2023年2月13日

FF15以下のクオリティ? スクエニ新作『FORSPOKEN』に酷評が殺到しているワケ

1月24日に『スクウェア・エニックス』から発売された新作ゲーム『FORSPOKEN』が、ゲーマーから微妙な評価を受けている。一部では『ファイナルファンタジー15』(FF15)を下回るほどのクオリティと揶揄されてしまっているが、その理由はどこにあるのだろうか。

「FORSPOKEN」は、プレイステーション5とPC向けのソフトとしてリリースされたオープンワールドアクションRPG。「FF15」の制作スタッフが中心となって立ち上げたスタジオ『Luminous Productions』が開発を手掛けるということで、かねてより話題を集めていた。

対応機種が最新ハードに限られていることもあり、同時代のゲームと比べても要求スペックはかなり高め。そのため、プレイヤーたちが美麗なグラフィックを期待したことは言うまでもない。

しかし実際に同作をプレイした人からは、なぜかグラフィックへの不満の声が。《グラフィックがイマイチでストーリーが入ってこない》《今作グラフィックが微妙じゃない?ライトが足りないというか、華やかさが足りないというか》《なんでグラフィックの質そこまで良くないのにこんなに重たいんだよ》《グラフィックも特段綺麗でもないのに無駄に重い…》といった指摘が続出していた。

もちろん、同作は描画のクオリティがそこまで悪いわけではない。むしろユーザーが“美麗”という感想を抱けなかったことについては、ライティングなどの映像処理やフィールドの作り込みなどに問題があるのかもしれない。


「FORSPOKEN」は「FF15」の再来なのか

なお、ユーザーからさまざまな意見が届いていることを受けて、「FORSPOKEN」公式は今後のアップデート方針を発表した。

ディレクター・荒牧岳志氏のメッセージによると、「全体的なパフォーマンスの向上」「グラフィックの一部改善」「操作性のさらなる向上」「ゲーム内コンテンツの一部修正、追加」などを検討しているという。

しかしこの発表についても、《根本的に全て作り直す必要あり 開発はオープンワールドとは何かを学ぶべき》《ストーリー直さなきゃどうにもならん》と手厳しい声が上がっており、ユーザーたちの信頼を獲り戻すことはなかなか難しそうだ。

なお、「FORSPOKEN」は発売から早々にアップデート予定を発信しているが、これは「FF15」でも同じような流れがあった。

「FF15」も発売してすぐに酷評にさらされたが、それを受けて無償で長期的なアップデートを行うとして、公式がロードマップを発表したのだ。こうしてみると、両作品は全く同じ道を辿っているようにも見えるだろう。

また、「FORSPOKEN」はゲーム内容でも「FF15」と似通った欠点があった。オープンワールド要素と、メインストーリーの進行が上手くかみ合っておらず、《FF15の反省をまるで活かせてない》などと言われているのだ。

「FORSPOKEN」は「FF15」の二の舞になるのか、それともアップデートで劇的に改善されるのか…。今後の動向にも注目したい。

https://myjitsu.jp/enta/archives/117808