https://www.j-cast.com/2023/01/10453859.html
2023年01月10日15時59分

昭和の名曲を現代風に解釈したミュージックビデオ(MV)の内容をめぐり、議論が巻き起こっている。

ソニー・ミュージックグループは2022年2月にシンガーソングライターの故・村下孝蔵さんによる1983年のヒット曲「初恋」のMVを公開。現代の学校生活を舞台にした内容だったが、YouTubeのコメント欄では「思ってたのと全然違う」「カラオケの動画みたい」などと厳しい意見が目立っている。

「初恋」は村下さんのデビュー5枚目のシングルとして83年2月に発売。恋心を抱いた若者の切ない感情を歌ったフォークソングで、売上50万枚を超える村下さん最大のヒット曲となった。これまでに石井竜也さん、玉置浩二さん、吉幾三さん、純烈などの有名歌手がカバーしている。

昭和を代表する名曲として知られる同曲だが、これまでにミュージックビデオは存在しなかった。そうした中、シングル発売39年目を迎えた22年2月25に発売元のソニー・ミュージックグループが初となるMVをYouTubeで公開した。

映画監督の井上真行氏が監督を務めたMVは、主人公の女子生徒(岸せいらさん)が好きな男子生徒(橋大翔さん)を追いかけ、スマホのカメラで動画を撮影し続けるという内容だ。

中略

動画は23年1月10日までに60万回以上再生されている。しかし、YouTubeのコメント欄で目立つのは、動画の内容に対する厳しい意見だ。

「この曲ど真ん中の世代なんだけど、思ってたのと全然違う」
「男が嫌がっているのにつきまとって撮影するなんて、完全にストーカー」
「試みは素敵だと思いますが、現代のクリエイターがその感性で作ったとは思えないというのが正直な感想。カラオケの動画みたい」
「村下孝蔵さんの世界観をぶち壊したMVだと思います。村下孝蔵さんの初恋はこんな軽々しいものでは無いのです」

一方で「これはこれであり」「俺は、意外と好き」「これだけ愛された名曲に時代背景の違う、現在の若者をモチーフにした映像を制作した挑戦心に最大限の賛辞を送りたい」と内容を理解する声も寄せられている。

全文はソースをご覧ください

村下孝蔵「初恋」Music Video
https://youtu.be/uSNJoxcQ_9Y