5/31(月) 9:04
デイリースポーツ

加藤浩次、大坂の会見拒否に言及 プロだから会見すべきでは「何も変わらない」
 極楽とんぼ・加藤浩次
 極楽とんぼの加藤浩次が31日、日本テレビ系「スッキリ」で、女子テニスの大坂なおみが全仏オープンで勝利したにも関わらず、会見を行わなかったことに、自分の体験も重ね「大坂さんがとんでもないことを言っているという方向にならないようにしたい」との思いを語った。

 番組では大坂の会見拒否について特集。ナダルや、ジョコビッチら一流選手の今回の発言に対する意見も紹介した。

 多くの選手は、大坂の発言は尊重、理解するが、メディア対応もプロとしての役目であるという意見。今回の大坂の対応について、主催者側は罰金を科し、今後も会見拒否が続けば失格処分もあるとしている。

 これに加藤は、「(選手と主催者の)両方の歩み寄りが必要。主催者は強いし、当然スポンサーもついている、選手もプロとして、会見も混みでしょ?だったらやりますよということなんだけど、それじゃ改善しないんじゃないの?傷に塩を塗られるような質問もある」とお互いが歩み寄って、話し合わなければ何も変わらないと指摘。

 会見対応はプロだから、ツアーの一部だからでは「何も変わらないと思っている。受け入れるしかないというのもあるかもしれないが、言う権利というか、大坂さんはとんでもないことを言っているという方向にならないようにしたい」と強く訴え「これを言うのは相当勇気がいるし、主催者側にある種、反旗を翻すことになる。もっといえば自分の選手生命を失うかもしれない発言をしている。そこに対して全体論で『やったほうがいいよ』っていう同調圧力をかけるのは違うと思う」とも語った。

 さらに、自身も「記者に嫌な質問をされたことは何回もある」と振り返り「それを飲み込んできたし、こうやって発言できない自分もいた。する必要も無いし、無視すればいいと思っていたが、こうやって発言するのは勇気があって、尊重して、どう変わっていくのか、アスリートの会見がどう変わっていくかを考えるべき」との考えを述べていた。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/b78c06328658c9ae734204ad00098dfa6b2e53bf