セガサミーホールディングスは本日(2021年1月29日),公式IRサイトに「代表取締役の役職変更ならびに役員の異動に関するお知らせ」を掲載し,傘下企業のセガで代表取締役COOを務めていた名越稔洋氏が,4月1日付けで役職を退くと発表した。ただし名越氏はセガを去るわけではなく,引き続きクリエイティブディレクターの任にあたるとのこと。

「『龍が如く7 光と闇の行方』総合監督・名越稔洋氏インタビュー。アクションゲームではなく,RPGだからこそ描けるドラマとは」より
画像集#001のサムネイル/セガの名越稔洋氏が代表取締役COOを退任。クリエティブディレクター専業に
「代表取締役の役職変更ならびに役員の異動に関するお知らせ」(pdfファイルが開きます)

 名越氏が企画したPlayStation 2用ソフト「龍が如く」は,2005年にリリースされて大ヒットを記録し,多数のスピンオフやリメイクを含めて,2020年の「龍が如く7 光と闇の行方」まで続く,セガを代表する人気シリーズに成長した。しかし,2020年11月19日に掲載した記事でもお伝えしたように,ゲームの内容を不安視した上層部は当初,開発に否定的で,説得に苦労したという。
 ファッションが個性的で,東京ゲームショウなどのイベントにも積極的に参加して発言することから,ファンの信頼も厚い名越氏。4Gamerでも多数の記事に登場してもらっている。今後の活躍に期待したい。

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