2020年12月14日 17時00分
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 ヴィンセント・ギャロが監督・脚本・音楽・主演を務めた1999年のヒット作『バッファロー'66』が2021年1月29日より渋谷ホワイトシネクイントで再上映されることが決定した。

 本作は、ミュージシャン、画家、モデル、俳優とマルチに才能を発揮するギャロが、1991年に行われた第25回スーパー・ボウルの勝敗をメイン・プロットに生かしながら、ギャロ自身の子供時代の経験と感情を脚本に盛り込んだ長編初監督作。渋谷シネクイントのオープニング作品として1999年7月3日に公開され、34週間のロングラン、興行収入2億5,000万円のヒットを記録(配給調べ)した。初公開以後、特集上映などで数回上映が行われてきた。

 物語は、刑務所を出て故郷の街バッファローに帰ろうとしていたビリー(ギャロ)が、両親に“これから婚約者を連れていく”と大見栄をきったことから始まる。偶然通りがかった少女レイラを拉致し恋人のフリをするよう脅し、両親と対面。一方レイラはビリーと時間を共にするうちに彼の不器用だがピュアな一面を知り惹かれていくが、ビリーはある計画を進めようとしていた……。

 ぽっちゃり&キュートなヒロイン・レイラにクリスティーナ・リッチがふんしたほか、ビリーの両親にオスカー女優のアンジェリカ・ヒューストン、ジョン・カサヴェテス作品の常連ベン・ギャザラ。ロザンナ・アークエット、ミッキー・ローク、ジャン=マイケル・ヴィンセントらが脇を固める。音楽はギャロの自作曲のほか、英国プログレッシブ・ロック界の二大巨頭イエス、キング・クリムゾンらの楽曲も使用し、サントラも話題を呼んだ。(編集部・石井百合子)