「ウエスタン、阪神−中日」(20日、鳴尾浜球場)

 2軍降格後、初先発に臨んだ阪神・藤浪晋太郎投手(26)が7回5安打1失点。再スタートとなった登板で再昇格へのアピール投となった。

 奪三振ショーが始まった。初回は渡辺、高松を連続で空振り三振に取った後、根尾をこの日最速の155キロ直球で空振り三振を奪う3者連続三振と遺憾なく力を発揮した。

 二回も石川昂、シエラを連続三振に抑え、これで5者連続三振。続く伊藤康には遊撃内野安打で出塁を許し、連続三振は止まったが、続く滝野を冷静に遊飛に打ち取り、難なく抑えた。

 ただ、七回は悔しい一投となった。2死二塁から石岡に137キロフォークをうまく拾われ、右越えの適時三塁打を打たれ、先制点を許してしまった。その後、1死一、三塁となったが代打・藤井を遊飛に抑え、最少失点でマウンドを降りた。

 フォークやカットボール、直球を決め球に投じ、三振の山を築いていく藤浪。毎回の14奪三振という数字が物語るように、完璧に近い投球を続けていた。

終盤に根尾や石川昂に安打を打たれるシーンも増え、七回の失点は悔やまれる所だが、終始安定した投球を見せていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aab6a25dead437cce4a3b4bfad0b778b06220ea9
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