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デイリースポーツ

松村邦洋 球児投手ありがとう「指導者としてずっと阪神のユニホーム着てほしい」
 阪神宜野座キャンプで(左から)ジェフ・ウィリアムス駐米スカウト、藤川球児投手、久保田智之プロスカウトの“JFK”と記念撮影をする松村邦洋(右)=2月10日
 阪神タイガース藤川球児投手(40)の今季限りでの引退を、阪神が8月31日、発表した。芸能界の虎党・松村邦洋(53)が、魂を込めた剛速球に多くの感動をもらった感謝の思いを語った。

 引退の一報を知り、藤川にメールを送ったという松村。「『まだできますよ』とは言えませんでしたね。とにかく『ありがとうございました』というだけでした。『情報早いですね』って返ってきました」と話した。

 松村と藤川との縁は、阪神にドラフト1位指名された直後から始まった。お祝いの花を贈ったところ、丁寧な直筆のお礼状が届いたという。「本当に実直ないい青年だなと」と当時を振り返った。

 今年2月の宜野座キャンプを訪問した際には、藤川と久保田智之プロスカウト(39)、ジェフ・ウィリアムス駐米スカウト(48)が13年ぶりにそろった現場に遭遇。3人が「JFK」として活躍していた当時の監督だった岡田彰布氏(62)のモノマネを得意とする松村に、藤川に「岡田監督やん!」と声を掛けられ、4ショットでの写真を撮ってもらったという。「あれは本当に僕の宝物です」としみじみ語った。

 2012年オフのファン感謝デーでは、発表よりいち早くメジャー挑戦を伝えられていた。「『メジャーに行きますけど、もっと大きくなって阪神に戻ってきます』って言われましてね。その言葉通り帰ってきてくれたのはうれしかった」と述懐した。

 また、元阪神スカウトの北村照文氏(63)から聞いた話として、「最近、阪神の中継ぎ投手はみんな速いストレートを持っている。これは藤川投手の影響じゃないかと」と説明。「望月投手なんかもそうですけど、藤川投手は自身も苦労人だし、本当に丁寧に教えてくれるそうなので、指導者としてずっと阪神のユニホームを着てほしいですね」と将来に期待した。

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