史上最年少で将棋のタイトルを獲得した藤井聡太棋聖(17)が通う名古屋大教育学部付属高校(名古屋市)の教員らが17日記者会見し、
「大変うれしく思う。おめでとう」と祝福した。「電車好き」「足が速い」など高校生プロ棋士の普段の姿も語られた。

担任の大羽徹さん(43)は「謙虚で礼儀正しく、冷静。日ごろの姿勢が対局にもつながっていると感じる」と語った。
17日朝、タイトル獲得を報じる新聞記事を掲げると、クラスメートから拍手が起こったという。

大羽さんによると、藤井棋聖は休み時間、いつも親しい友人と好きな電車の話をして過ごす。
球技大会のバレーボールで活躍したほか、短距離走が得意なことも仲間内では有名だという。
得意科目は数学で、大羽さんは「さまざまな選択肢の中で最善の解き方を考えている」と明かす。

藤井棋聖は2015年に中高一貫の中学に入学。6月に学校が再開したが、対局が忙しいため、登校できていない。
棋聖戦は公欠扱いだった。
今後も多忙が予想されるが、三小田博昭副校長は「ほかの生徒と同じように補習などのサポートをしていく。
登校したときには普段通りに接したい」と語った。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61655250X10C20A7CN8000/

「誇りに思う」と担任ら 藤井新棋聖の高校―愛知
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071701030