捨てる神あれば拾う神ありか!? “新生オフィス北野のエース”と言われるお笑いコンビ「シルキーライン」(広田康人=32、服部拓也=32)が今月22日、
単独ライブ「物騒」を東京・新宿バッシュ!!で行う。本紙の取材に対して2人は“たけし独立騒動”で多くの芸人が事務所を離れるなか、オフィス北野に残った思いを激白。
しかも減った所属芸人の代わりに、先日フリーになった「カラテカ」入江慎也(42)をスカウトする仰天プランを明かした。

ビートたけし本紙客員編集長が昨年3月いっぱいで独立し、TNゴンに移籍した一連の騒動を受け、
「馬鹿よ貴方は」や「マッハスピード豪速球」など、多くの若手芸人がオフィス北野を離れるなか、シルキーラインは残った。

いまや“オフィス北野のエース”となっただけに、社長のつまみ枝豆ら事務所の幹部からの信頼も厚い。現在は事務所のライブMCなど、中心的役割を任されている。

そんななか22日に単独ライブを行う予定で、タイトルを「物騒」と付けた。

「最近はお笑いでもコンプライアンスが厳しいので、ライブじゃないと物騒なこともできない。ライブでは、あまりコンプライアンスとか考えたくないので。闇営業のことを題材にしたりね」(広田)

気になる闇営業問題については「僕らは大丈夫です!」と口を揃える。

たけしの独立騒動を機に所属芸人の数も減ってしまっただけに、2人がフリーの芸人をスカウトするプランもある。

「こないだフリーになられたので、カラテカの入江さん、来てくれませんかね!? コネクションもいっぱいありそうだし。営業をお任せできたら」(広田)と、ライブどころではない物騒な宣言?

それでも「今後は全部、事務所を通せばいいわけだから。ぜひ、お待ちしてます」(同)とサラリと言ってのけた。

闇営業問題で吉本興業から契約を解除され、失意のドン底にあるといわれる入江だが、これがきっかけとなってオフィス北野入りなんてことになるかもしれない。

そもそも、こんなスカウト話が出るのも、たけしの独立騒動で、同世代のコンビが他事務所に移籍、フリーになるなどしたためだ。
その中の1組、マッハスピード豪速球は先日「ライジングプロ・ホールディングス」が立ち上げた、お笑い部門のプロダクション「ライジング・アップ」への所属が決定。
8月5日に初の事務所ライブを行うが、実は同日にオフィス北野の事務所ライブも行われる。

「わざとぶつけてきたんですかね? ぶっ潰しに行きます」という広田に対し、服部は「でも向こうがゲストにISSAさんとか呼んできたら、勝てる気がしない。
仕方がないから、こっちは銀座ポップと熊川シュウワで対抗するしかないですかね? 誰も知らないかもしれないけど」。

相手が大手プロダクション系だけにシルキーラインが弱気になるのも仕方ない?

「実は騒動のころは、僕らくらいのランクの芸人でも記者の方に追われて、戦々恐々としていた」そうだ。そんな2人のケアをしたのが事務所の大先輩ダンカンだった。

「夜中の2時ごろ、知らない番号から電話かかってきて、『怖!』と思いながら出たら『ダンカンです』って。そこで『不安なことがあると思うけど、いつでも相談して』と言われたんです」(広田)

最近もよく、ダンカンからアドバイスを受けているとか。その内容は「どうやって世に出るか」ということで、結婚している服部は「君は不倫した方がいい」と言われたという。

「それで『奥さんが保育園で働いてるから、保育園に不審者として侵入しろ、と。それを奥さんが撃退したら、株が上がるから』って言うんですけど…」

オフィス北野の今後はシルキーラインにかかっているかもしれない。

☆しるきーらいん 広田康人=1987年3月24日生まれ、熊本県出身。服部拓也=1986年8月28日、同県出身。地元・熊本で同級生として出会う。
高校卒業後、大阪NSCに進んだ服部と、関西の大学に進学した広田がコンビを結成。
大阪の吉本興業、フリーを経てオフィス北野に所属。2017年のNHK紅白歌合戦に出場した
ロックバンド「WANIMA」のFUJIは同級生で「いつかライブのゲストに呼びたい!」

https://news.livedoor.com/article/detail/16790734/
2019年7月18日 11時0分 東スポWeb