西武が、パドレスを戦力外となった牧田和久投手(34)の調査に乗り出す方針であることが19日、分かった。
牧田が自由契約となって国内復帰を選択肢に入れた場合、古巣として獲得に向けた調査を本格化させる見通しだ。

パドレスは18日に牧田をメジャー出場の前提となる40人枠から外したと発表。17日に2Aアマリロからメジャーに昇格したが、登板がないまま戦力外となった。
今後はウェーバーにかけられ、獲得希望球団がなければマイナー契約を結ぶか、自由契約となる。

11年から7年間プレーした西武の球団関係者は、牧田がNPB復帰を希望した場合について「もちろん検討する」と説明。
西武は防御率リーグワーストと投手力が弱点となっており、先発、リリーフ双方で実績のあるサブマリンはうってつけの存在。
直近の投球内容やコンディションを調査した上で、獲得に乗り出す可能性がある。

また、国内復帰となれば、楽天も本格的な調査に着手するとみられる。石井GMとは現役時代から旧知の間柄で、岸、浅村ら西武時代のチームメートも在籍。
楽天もチーム防御率4点台と投手陣に不安を抱えていることもあり、あらゆる役割に対応できる牧田の動向を注視している模様だ。

◆牧田 和久(まきた・かずひさ)1984年11月10日、静岡・焼津市生まれ。34歳。静清工、平成国際大、日本通運を経て10年ドラフト2位で西武入団。
11年に22セーブで新人王。13、17年WBC日本代表。NPB通算276登板で53勝49敗25セーブ、防御率2.83。
17年オフにポスティングでパドレス移籍。メジャー通算27登板で0勝1敗、防御率5.40。今季は2Aで24試合に投げ、3勝2敗1セーブ、防御率3.82。178センチ、82キロ。右投右打。

◆藤川の例 2015年、レンジャーズと1年契約を結ぶも、開幕は右脚付け根の張りで故障者リスト入り。
5月に昇格し2試合登板しただけで40人枠から外れたこともあって、自由契約を選んで帰国。阪神復帰が取りざたされたが、四国アイランドリーグ・高知の入団を決めた。同年オフに阪神復帰となった。

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6/20(木) 4:09配信