6/9(日) 12:55配信
元ミドル級統一王者ゴロフキン ワンパンチKOで再起成功

◆プロボクシング スーパーミドル級(74・3キロ以下)契約12回戦 〇ゲンナジー・ゴロフキン(4回KO)スティーブ・ロールス●(8日、米ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン)

 元世界3団体ミドル級統一王者のゲンナジー・ゴロフキン(37)=カザフスタン=が、ニューヨークでの再起戦をKO勝利で飾った。スーパーミドル級契約ノンタイトルマッチで、19戦全勝(10KO)のIBF世界ミドル級8位スティーブ・ロールズ(35)=カナダ=を4回2分9秒KOで下した。ゴロフキンの戦績は39勝(35KO)1敗1分けとなった。

 ゴロフキンは昨年9月に米ラスベガスで、「カネロ」の愛称で知られる世界3階級制覇王者サウル・アルバレス(28)=メキシコ=とのリターンマッチに0―2の小差判定で敗れ、プロ40戦目で初黒星を喫した。9か月ぶりの試合とあって、前半こそ慎重な立ち上がりを見せ、相手パンチをもらう場面もあった。だが4回に本領発揮。圧力をかけて距離を詰め、ロールズをロープ際に追い込んだところ、強烈な左フックを相手の頬にたたき込んだ。

 ロールズは前のめりでダウン。一度は立ち上がったものの、ダメージが深く、足元がふらつき、戦闘態勢を整えられず、そのままカウントアウトとなった。

 ゴロフキンは、リング上でのインタビューで「次戦はアルバレスとやりたい」と語った。今春、ネット動画配信サービスの「DAZN」と3年契約を締結し、今回はDAZN“移籍”初戦だった。海外メディアでは、昨秋に同じくDAZNと契約したアルバレスとの3度目の対戦の可能性を再三報じられてきた。ハードパンチャー対決が実現するならば10月以降になりそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190609-00000091-sph-fight
https://amd.c.yimg.jp/amd/20190609-00000091-sph-000-1-view.jpg