SANKEI DIGITAL INC.2019.1.16 15:59

錦織圭  男子テニスで世界ランキング4位の錦織圭(29)とサッカー元日本代表でオーストラリア・Aリーグのメルボルン・ビクトリーに所属するカンボジア代表監督兼GM、本田圭祐(32)が、15日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」(月〜金曜後9・54)で対談した。


 対談は両者に「結果、メンタル、挑戦、夢、今、ライバル、五輪、転機」のワードが書かれたカードが渡され、質問者はカードを提示しそれに沿った質問をする形式で行われた。

 質問者の本田は「メンタル」のカードを提示。錦織の試合を見ていて感じたこととして「ミスした時にものすごく感情を表に出す。(ラケットを)バーン! みたいな」と話し、錦織が試合中にラケットを投げつける、たたきつけることについて切り込んだ。錦織はこの質問に笑顔を見せ、自らのスタンスについて語った。

 「僕の中では怒りの場面が試合中になくなったら、選手として終わり」

 錦織はこの「怒り」について「すごく負けず嫌いというのもありますし、勝ちたいという思いが一番に出てくる」と説明。またこれに加えて自身が「完璧主義」であると話し、「普段からそれでコーチとやりあったりもするんですけれど」とそれ故の悩みがあることを告白。「どうしてもきれいなショットが決まらないと嫌だったり、曖昧なポイントの取り方が嫌だったり、相手のミスでポイントを取ってもうれしくなかったり」と「完璧」に対する異常なまでのこだわりを語った。

 これには質問者の本田も思わず「すごいな…」と感嘆。錦織が幼少期に「完ぺき主義」を自覚したことを知ると「染み付いてるんですね」と漏らし、「幼少の頃からスキルアップのために完璧を求め続けたほうがよかったなという風に思いましたね」と語った。また、最後には「メンタル深いっすね」と世界トップレベルで競い続ける錦織を称えた。

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