天皇陛下の85歳の誕生日を祝う一般参賀が23日、皇居で行われた。陛下は皇后さま、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と長女の眞子さま、佳子さまとともに宮殿・長和殿のベランダに並んで立ち、参賀者に笑顔で手を振って応えられた。

陛下は今年、発生した災害で被災した人々を案じた上で「明けてくる年が皆さんにとり、明るい良い年となるよう願っています。皆さんの健康と幸せを祈ります」とあいさつをされた。

 来年4月30日に譲位する陛下のお誕生日の一般参賀は、今回が最後の機会となった。今年は多くの人出が予想されており、宮内庁は午前9時30分の予定だった開門時間を10分早めて対応した。また今回、初めて東庭に大型スクリーンを設置した。

 この日は朝から宮殿や御所で祝賀行事が続き、午前は皇太子ご夫妻ら皇族方が陛下と皇后さまにそれぞれお祝いを述べられる。午後は安倍晋三首相ら三権の長による祝賀、皇族や首相、国会議員らが集う祝宴、各国駐日大使らを招いての茶会などが催される。

 夕方には皇太子ご夫妻の長女、敬(としの)宮(みや)愛子さまと秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまもお祝いを伝えに御所を訪問される。夜は皇太子ご夫妻や秋篠宮ご夫妻、両陛下の長女、黒田清子さん夫妻が御所に集まり、夕食を共にされる。

12/23(日) 10:46配信 産経新聞
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