「みんな出場しないと思っていますが、福西さん(福西崇史)は11月の大会で出場しますよ!  GKとして小針さん(小針清允)も出場します!」

南葛SCの岩本義弘GMの言葉に筆者は驚いた。

サッカー元日本代表で、現在はサッカー解説者としても活躍する福西崇史さんが、東京都1部リーグ・南葛SCの公式戦でついに現役復帰するのだ。

将来のJリーグ入りを目指している南葛SCは今シーズン東京都1部リーグで優勝した。
関東リーグ2部への昇格を懸け、11月3日から始まる「関東社会人サッカー大会」に臨む。
Jリーグ換算でJ7からJ6に相当する昇格を争う戦いだ。

■葛飾区からJリーグクラブをという野望

葛飾区立常盤中学校サッカー部OBを中心に1983年に「常盤クラブ」として創設され、「葛飾ヴィトアード」時代を経て、
2013年10月にキャプテン翼の生みの親である漫画家・高橋陽一先生を後援会会長に迎えてチーム名も「南葛SC」に変更し再始動した。

練習は葛飾区内で火曜、木曜、金曜と週3回、週末は練習試合か紅白戦だ。東京都1部リーグのチームのため、大半がアマチュア選手で本業の仕事を抱えている。

練習時間も平日19時30分〜21時までだ(金曜は20時〜22時)。

プロ契約の選手はデイビッソン、レオジーニョ、カベッサのブラジル人3人と、元Jリーガーの柴村直弥と安田晃大の計5人だ。福西氏はアマチュア契約である。

「日本人はサッカーだけで生活できる待遇です。ブラジル人は一軒家を借りて、そこに3人で住んでいます。
光熱費もすべてクラブが負担で給料は大卒初任給くらい。カベッサも、これまでのJリーグクラブでの待遇よりも下がっています」(岩本)

東京都2部リーグを戦っていた2017年、デイビッソンとレオジーニョの2人のブラジル人を獲得した。

南葛SCは東京都3部リーグで1度、そして東京都2部リーグで1度それぞれ昇格できずに足踏みをした年があった。

2016年には東京都2部の三菱商事との首位決戦に敗れ、結局1部に上がれなかった。

「三菱商事戦での敗戦後、上のリーグで優勝争いをするチームにしないと難しいという話を高橋先生にさせてもらいました。このままでは、いつまでたってもJリーグなんて遠すぎると」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181030-00246019-toyo-soci
10/30(火) 6:30配信

https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/4/d/1140/img_4d3f5479c51e85b001182048e8a728f1690263.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/makotofctokyo/imgs/1/5/159cbf02.jpg
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jfootball/2017/assets_c/2017/08/fukunishi1-1-thumb-550xauto-192687.jpg