日本代表は19日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦コロンビア戦で2-1と勝利したなか、その裏で涙を流していた男がいる。日本サッカー協会の田嶋幸三会長、その人だ、21日に競泳界のレジェンド・鈴木大地スポーツ庁長官が「これは言っていいのか分かりませんけれど……」と、“感激の涙”の舞台裏を明かしている。

 日本はW杯初戦で格上のコロンビアを2-1と下し、アジア勢としてW杯で初めて南米勢を撃破するなど歴史的な1勝を挙げた。白熱の試合から2日後、田嶋会長はスポーツ庁の鈴木長官とともに、日本のベースキャンプ地であるFCルビン・カザンのトレーニング施設を表敬訪問した。

 水泳選手として1988年ソウル五輪の競泳男子100m背泳ぎで金メダルを獲得した鈴木長官も現地観戦。そこで「これは言っていいのか分かりませんけれど……」と、報道陣に対して秘話を明かした。

「田嶋会長も涙を流されていた。いつも寄り添ってらっしゃる関係者の皆さんが涙を流される。積もったものがあったと思います。この場に居合わせただけで本当にありがたいなという気持ちです」

 コロンビア撃破後、田嶋会長は感激の涙を流したという。4月にバヒド・ハリルホジッチ監督を電撃解任し、西野朗監督を後任に据える決断を下した田嶋会長だが、批判も多く集まり、強烈なバッシングが続いた。鈴木長官は「積もったものがあった」と心中を慮ったが、矢面に立ち続けていた田嶋会長はコロンビア戦後に感情が高ぶり、涙を流したようだ。

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6/21(木) 18:38配信
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