稀勢の里、一門の連合稽古を欠席…横綱昇進後初 春場所へ調整遅れ懸念
2018年3月5日 12:02 スポニチ Sponichi Annex スポーツ
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横綱・稀勢の里 Photo By スポニチ
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大相撲の二所ノ関一門による連合稽古が5日、大阪府堺市の尾車部屋で行われ、5場所連続休場中の横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)は欠席した。
師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)は「部屋で調整している。本人と話して(不参加を)決めた」と説明した。
稀勢の里は全休した昨年秋場所前の二所ノ関一門連合稽古にも参加しており、昨年初場所後に横綱に昇進してからは初めての欠席となった。

稀勢の里は番付発表前日の2月25日に大阪入りし、3月1日からは大関・高安と土俵上での稽古を始めていた。
3日には大阪市住吉区の住吉大社での奉納土俵入りにも参加し「必死にやっている。やるべきことをやるだけ」と話していた。
6日も二所ノ関一門連合稽古が行われるが、田子ノ浦親方は「明日は来られるなら(来る)」と話すにとどめた。
春場所(11日初日、エディオンアリーナ大阪)まで1週間を切っており、稀勢の里の調整遅れが気がかりだ。

大関・高安は平幕・玉鷲、琴奨菊、輝、竜電と22番取って10勝12敗だった。
「体力をつけるために番数をこなした」というものの、玉鷲には一気に押し出されるなど5連敗する場面もあった。
立ち合いの迫力を欠き「内容はよくなかった」と反省していた。